数々の作家を見出した〈ペロタン〉が東京上陸。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook line twitter

数々の作家を見出した〈ペロタン〉が東京上陸。

現代美術をリードするギャラリーが六本木にオープン。アンドレ・フーのインテリアデザインにも注目です。

ギャラリーはビルの中庭に対して全面開口。
ギャラリー奥のサロンは展示室やプライベートな個室として使用できる。オープニング時はピエール・スラージュに加えて村上隆、ジャン=ミシェル オトニエル、タチアナ・トゥルーヴェの作品が展示されていた。
ギャラリーはビルの中庭に対して全面開口。
ギャラリー奥のサロンは展示室やプライベートな個室として使用できる。オープニング時はピエール・スラージュに加えて村上隆、ジャン=ミシェル オトニエル、タチアナ・トゥルーヴェの作品が展示されていた。
再開発に伴い美術館やギャラリーのオープンが相次ぎ、すっかりアートの町に生まれ変わった六本木。その一角にまた、注目のギャラリーが加わった。「長年通っている東京にオフィスを構える話が出たとき、せっかくならギャラリーを開こうとなって〈ペロタン東京〉が実現しました」と、オーナーのエマニュエル・ペロタン。

昨秋オープンした〈complex665〉にほど近く、〈OTA FINE ARTS〉なども入るビルの路面スペースをデザインしたのは、気鋭のインテリアデザイナー、アンドレ・フー。「ストリートに開かれた、入りやすいギャラリーを提案しました」と、独自のホスピタリティに基づくデザインの意図を語ってくれた。

この界隈のアート巡りがますます楽しみになった。
アンドレ・フーによる空間スケッチ。通りに面した左側が入口。

André Fu × Emmanuel Perrotin

アンドレ・フー
ラグジュアリーホテルやブランドのインテリアデザインではホスピタリティを重視しています。従来のギャラリーは中の様子がうかがえませんが、今回はストリートの一部のようにオープンで、人々が集うギャラリーを目指しました。エントランスの壁には私の得意なブロンズカラーを使い、リラックスしたラグジュアリー感を表現しました。公共の空間からここを通過して、ギャラリストが私的な表現をするための空間へと誘うのです。

エマニュエル・ペロタン
まだ現代美術が軽視されていた当時のパリで、1991年に〈ペロタン〉で初個展を開いたダミア・ンハーストがすぐに有名になったりと、ギャラリストとしては幸運なスタートでした。その後93年に横浜のアートフェアで出会った村上隆を、初めて海外に紹介したこともあり、日本とは特別な関係がずっと続いています。ギャラリーのデザインを香港に続いてアンドレ・フーに依頼したのは、もちろん2回もお願いするほど信頼しているからですよ。
アンドレ・フー
インテリアデザイナー。1975年香港生まれ。2000年〈AFSO〉設立。アジアや欧州の高級ホテルを多く手がける。昨年ライフルタイルブランド〈AFL〉を始めた。
エマニュエル・ペロタン
ギャラリスト。1989年、21歳で自身のギャラリーをパリに設立、世界各国のアートフェアに積極的に参加。NY、香港、ソウルにもギャラリーをもつ。

〈ペロタン東京〉

オープニング展はアンフォルメルの巨匠による最新作を紹介する『ピエール・スーラージュ個展』(〜8月19日)。

東京都港区六本木6-6-9
ピラミデビル1F。11時〜19時。日曜・月曜休。入場無料。公式サイト