岡山にハイクオリティなアートが集結。『岡山芸術交流』徹底リポートです!

最近、各地で盛んに開かれている芸術祭。中でも本格的なコンセプチュアル・アートに的を絞った硬派なものが『岡山芸術交流』だ。アーティスティックディレクターにリアム・ギリックを迎えて始まったこの現代美術の大型国際展に登場する、ハイクオリティな作品をより深く理解できるリポートをお届けします。

リアム・ギリックの作品《Development》はギリックから観客へのプレゼント。ミニゴルフ場になっていて、実際に遊べる。

『岡山芸術交流』は、ストライプインターナショナルの代表、石川康晴氏が総合プロデューサーを務めている。アート・コレクターでもある石川氏が、自身が生まれ育ち、ビジネスの拠点とする岡山を「アートと文化の街」にしたい、という思いから始めたものだ。会場は岡山城や岡山市立オリエント美術館などを中心とするエリア。2km四方程度の範囲に収まっていて、徒歩で回りやすいコンパクトな構成になっている。

ライアン・ガンダーの《編集は高くつくので》。異次元空間から隕石が落ちてきて駐車場に着地した、という作品。「デ・ステイル」のメンバー、ジョルジュ・ヴァントンゲルローの彫刻をもとに制作された。“時空を超えたアート”という設定。

アーティスティックディレクターのリアム・ギリックが掲げたテーマは「Development」。日本語では「開発」としているが、「発展」「発達」といった意味合いもある。さまざまな方向に成長し、新たな形へと変化していくイメージだ。