美術家・ミヤケマイと書家・華雪による初の二人展が横浜で開催中。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

美術家・ミヤケマイと書家・華雪による初の二人展が横浜で開催中。

現代美術と書という、それぞれの分野で注目される2人の作家が、「ことば」と「かたち」をテーマに、ひとつの展覧会を構成した。社会に漂う言葉、見えているようで見えていないもの、度重なる災害を乗り越えて未来へと向かう人々の感情など、2人の自我を通して見た現代社会や普遍的な自然のありようが見えてくる。

左/ミヤケマイ《呉越同舟》photo_Jun Yamamoto 右/華雪《木》photo_kabo
日本の伝統的な書画のフォーマットを拡張し、言語と視覚の関係を追求するミヤケマイ。漢字の成り立ちを探り続け、全身のエネルギーを1文字の書に込める華雪。それぞれ独自のアプローチで「ことば」と「かたち」を表現してきた作家たちが、初めて出会ったのが本展だ。
ミヤケマイ《呉越同舟》photo_Kenryou Gu
ミヤケマイ《天の配剤》photo_Jun Yamamoto
ミヤケマイ《検眼機》photo_Kenryou Gu
サイトスペシフィックな展示を得意とするミヤケマイは、実家に近く幾度となく通った会場の建築を活かし、地階展示室を海に見立てたインスタレーション《呉越同舟》を制作。日本古来の金属箔を帆に貼った舟に乗ると、文字を読み音を聞くことができる作品だ。また仙厓の《○△□》にちなんだ幾何学的造形も特徴だ。
華雪《木》photo_kabo
華雪《みえないものたち ――「气」雲の流れる様子を書く》photo_kabo
華雪《花》photo_kabo
東日本大震災以降、各地のワークショップに招かれてきた華雪は、参加者が書いた一番心に残っている「木」を表現した書と、その背景にあるストーリーを反芻し、改めてみずから会場で滞在制作した《木》を発表。人々への強い共感を込めた「木」の1本1本が集まって、森となったさまは圧巻だ。

『ミヤケマイ×華雪  ことばのかたち かたちのことば』

〈神奈川県民ホールギャラリー〉神奈川県横浜市中区山下町3-1。〜2022年1月29日。10時〜18時。12月30日〜1月4日、木曜休。入場料800円。TEL 045 662 5901。

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