「わからなさ」を見るための「目」のアート|青野尚子の今週末見るべきアート | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

「わからなさ」を見るための「目」のアート|青野尚子の今週末見るべきアート

思いもよらない仕掛けで鑑賞者に楽しい驚きを体験させてくれる現代アートチーム「目」。千葉市美術館で開かれている個展『非常にはっきりとわからない』でも意外な体験が待っています!

「目」の3人。左から増井宏文、荒神明香、南川憲二。
〈千葉市美術館〉1階展示スペース入り口。展覧会はここからはじまる。
「目」の3人。左から増井宏文、荒神明香、南川憲二。
〈千葉市美術館〉1階展示スペース入り口。展覧会はここからはじまる。
数々の芸術祭やグループ展で人気を集めている「目」。2012年の結成以来、空にぽっかりと浮かぶ人の顔、中に入ると有機的な迷路が広がる住宅など、既成概念をくつがえす作品を展開してきた。
過去作品《たよりない現実、この世界の在りか》。鑑賞者は展覧会場を彷徨い、確かめながら鑑賞する。制作:2014年 制作場所:資生堂ギャラリー/東京 photo_Ken Kato
過去作品《repetitive objects》。全く同じ岩が並ぶ、自然界ではあり得ない光景。制作:2018年 制作場所:新潟県十日町市魚沼中条駅 主催:越後妻有トリエンナーレ 2018参加作品
過去作品《repetition window》。日本家屋の一部分が走り出す。制作:2017年 実施場所:宮城県石巻市被災地エリア 主催:Reborn-Art Festival 2017参加作品
過去作品《たよりない現実、この世界の在りか》。鑑賞者は展覧会場を彷徨い、確かめながら鑑賞する。制作:2014年 制作場所:資生堂ギャラリー/東京 photo_Ken Kato
過去作品《repetitive objects》。全く同じ岩が並ぶ、自然界ではあり得ない光景。制作:2018年 制作場所:新潟県十日町市魚沼中条駅 主催:越後妻有トリエンナーレ 2018参加作品
過去作品《repetition window》。日本家屋の一部分が走り出す。制作:2017年 実施場所:宮城県石巻市被災地エリア 主催:Reborn-Art Festival 2017参加作品
〈千葉市美術館〉の『非常にはっきりとわからない』は目にとって美術館での初めての個展だ。ビルの7、8階にある通常の展示室のほか、1階も展示会場になっている。
『非常にはっきりとわからない』インスタレーション風景。本記事掲載の会場写真は、すべて1階展示スペースのもの。
『非常にはっきりとわからない』インスタレーション風景。天井から下がるシャンデリアのようなものも梱包されている。
『非常にはっきりとわからない』インスタレーション風景。本記事掲載の会場写真は、すべて1階展示スペースのもの。
『非常にはっきりとわからない』インスタレーション風景。天井から下がるシャンデリアのようなものも梱包されている。
1階のインスタレーションは何とも不思議な雰囲気だ。あちこちに梱包された資材が置かれ、円柱やバルコニーの一部は薄いビニールで包まれている。場内に置かれた木の椅子はばらばらなデザインだけれど座ることができる。