夜の無人島・猿島がアートに染まる秋。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

夜の無人島・猿島がアートに染まる秋。

東京湾に浮かぶ無人島、猿島。日帰りで海水浴やバーベキューを楽しめるレジャーの島として知られている。その島を舞台に、初めて、夜間にアートを楽しめるイベントが行われることになった。

東京湾に浮かぶ無人島、猿島。横須賀の〈三笠公園〉から船で10分という立地のため、日帰りで海水浴やバーベキューを楽しめるレジャーの島として親しまれている島だ。通常、島への船は1時間おきに三笠桟橋から運行しているが、最終の便は猿島発17時(3月1日〜11月30日。冬季は土・日・祝のみの運行で最終便はさらに早く終わる)で、夜間は完全な無人島だ。11月3日から始まる『Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島』は、夜の猿島で開催する、初めての総合アートイベントとなる。
ワイルドドッグスがキュレーション&プロデュースした『DOSSIER X』の模様。
《空気の人》鈴木康広
《35.681108, 139.804148》佐野文彦
《toki – WALK #01》後藤映則
ワイルドドッグスがキュレーション&プロデュースした『DOSSIER X』の模様。
《空気の人》鈴木康広
《35.681108, 139.804148》佐野文彦
《toki – WALK #01》後藤映則
普段は決して足を踏み入れることのできない“夜の猿島”をプロデュースするのは、ライゾマティクス・アーキテクチャーの齋藤精一。参加アーティストは齋藤のほか、鈴木康広(アーティスト)、佐野文彦(建築家、美術家)、後藤映則(メディアアーティスト)、オノ・ヨーコやヴィト・アコンチなどアーティストとの協働で知られるクリエイティブ・ユニット、ワイルドドッグスらが名を連ねており、今後、さらに参加アーティストが発表される予定もあるという。
猿島内のトンネル。
猿島内の三叉路。
猿島内のトンネル。
猿島内の三叉路。
猿島内は手つかずの自然が豊かな一方で、明治時代初期から築かれた砲台跡も残っており、国の史跡としても指定されている。要塞は島内の岩壁を掘ってつくられており、レンガで覆われている。年月が経った今でも色とりどりのレンガは美しい状態で残っているため、それを目当てに訪れる人も多い。歴史を感じさせる建造物を、アートを介して夜間という特別な時間帯で楽しめる贅沢なイベント、ぜひ足を運んでみたい。
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『SenseIsland -感覚の島- 暗闇の美術島』

〈猿島公園〉神奈川県横須賀市猿島1番。2019年11月3日〜12月1日。17時〜21時。料金は一般大人3,500円(往復乗船料、夜間乗船料、入園料、観覧料含む)。