〈シーランチ〉の展覧会が始まりました。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈シーランチ〉の展覧会が始まりました。

サンフランシスコ現代美術館で、伝説の集合住宅〈シーランチ〉の展覧会が開催中。なんと一棟をまるごと実物大で再現。〈シーランチ〉住人の気分が味わえたりも。

1965年竣工のコンドミニアム〈1〉。地元で採れる木材、レッドシダーで作られている。
MLTW, Condominium One, 1965; photograph by Morley Baer, 1966; (c) 2018 the Morley Baer Photography Trust, Santa Fe. All rights reserved. Used by permission. Photo: Courtesy Special Collections, University Library, University of California Santa Cruz. Morley Baer Photographs, 1951-1989
1960年代、サンフランシスコを北上することおよそ160キロの断崖絶壁に建てられた〈シーランチ〉。10棟から成るこのコンドミニアムは大自然と建築、ランドスケープの融合を目指したものであり、自然環境との共存を通じてのデザイン・ユートピア実現という狙いは、物質主義を極めていた当時のアメリカでは非常に先駆的でラディカルなものだった。チャールズ・ムーアなど4人の建築家チームMLTWとデザイナーが、若い情熱と才能を注いで作った〈シーランチ〉。その魅力と真価を数々の資料で考察するのがSFMoMAの『シーランチ展』である。1963年から1976年に焦点を当て、オリジナルスケッチやドローイング、模型や当時の写真など100点を超す史料を展示。また会場にはチャールズ・ムーア設計の〈ユニット9〉が実物大サイズで再現されており、中に入ってみることもできる。実際の家の窓から見えるのは太平洋。このレプリカでは、建築写真家イワン・バーンが撮影した海を眺められるという細やかさも。
敷地全体のプラン。16kmにも渡って海岸沿いに続く。
Lawrence Halprin, Sea Ranch Locational Score for The Sea Ranch, 1981; Lawrence Halprin Collection, The Architectural Archives, University of Pennsylvania; (c) Lawrence Halprin
シーランチの全景。建物と風景が同化する。
Aerial view of The Sea Ranch (previously Rancho Del Mar), photographed by Fred Lyon, 1965; Lawrence Halprin Collection, The Architectural Archives, University of Pennsylvania; (c) Lawrence Halprin
アスレチック・センターの内部には、グラフィックデザイナー、バーバラ・S・ソロモンによる「スーパーグラフィックス」が。カラフルでポップな内装もシーランチの特徴だ。
Barbara Stauffacher Solomon, Moonraker Athletic Center interior supergraphics, 2018; photo: (c) Leslie Williamson
『シーランチ展』ではチャールズ・ムーア設計の〈ユニット9〉が再現される。
Photo_Katherine Du Tiel
当時の資料を目の当たりにできる。
Photo_Katherine Du Tiel
敷地全体のプラン。16kmにも渡って海岸沿いに続く。 Lawrence Halprin, Sea Ranch Locational Score for The Sea Ranch, 1981; Lawrence Halprin Collection, The Architectural Archives, University of Pennsylvania; (c) Lawrence Halprin
シーランチの全景。建物と風景が同化する。 Aerial view of The Sea Ranch (previously Rancho Del Mar), photographed by Fred Lyon, 1965; Lawrence Halprin Collection, The Architectural Archives, University of Pennsylvania; (c) Lawrence Halprin
アスレチック・センターの内部には、グラフィックデザイナー、バーバラ・S・ソロモンによる「スーパーグラフィックス」が。カラフルでポップな内装もシーランチの特徴だ。 Barbara Stauffacher Solomon, Moonraker Athletic Center interior supergraphics, 2018; photo: (c) Leslie Williamson
『シーランチ展』ではチャールズ・ムーア設計の〈ユニット9〉が再現される。 Photo_Katherine Du Tiel
当時の資料を目の当たりにできる。 Photo_Katherine Du Tiel

『Sea Ranch: Architecture, Environment and Idealism』

〈San Francisco Museum of Modern Art〉
151 Third Street, San Francisco TEL (1) 415 357 4000。10時~17時(木~21時)、水曜休。入館料25ドル。『シーランチ:建築、環境そして理想主義』展は4月28日まで。