「アンビルト建築」の展覧会がスタート! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

「アンビルト建築」の展覧会がスタート!

未完の建築のアイデアを集めた展覧会が〈埼玉県立近代美術館〉で開催中。建築家集団〈アーキグラム〉や前川國男、安藤忠雄などが製作した図面や模型を観ることができる。

マーク・フォスター・ゲージ《グッゲンハイム・ヘルシンキ美術館》コンピューター・グラフィックス、2014年、Image courtesy of Mark Foster Gage Architects
建築の歴史には、完成に至らなかった「アンビルト建築」が数多く存在する。本展では、あえて「インポッシブル・アーキテクチャー」という言葉を使い“建築の不可能”に焦点をあて、逆説的に建築の可能性を見つめ直す。
藤本壮介「ベトンハラ・ウォーターフロント・センター」、コンピューター・グラフィックス、2012年
会場では、約40人の建築家、美術家が製作した図面や模型、関連資料などを通して、現実には存在しない建築を紹介。建築家集団〈アーキグラム〉、ヤーコフ・チェルニホフ、 ヨナ・フリードマン、フォスター・ゲージ、前川國男や安藤忠雄、藤本壮介、磯崎新らが製作した図面やパースに加え、芸術家の岡本太郎、山口晃、村田豊らが建築をテーマに作り上げた絵などが並ぶ予定だ。

実現不可能な建築に眼を向けることによって、建築が秘めている可能性を見出す、新たな視点に注目したい。
映像制作・監督:長倉威彦、コンピューター・グラフィックス:アンドレ・ザルジッキ/長倉威彦/ダン・ブリック/マーク・シッチ、「ウラジーミル・タトリン「第3インターナショナル記念塔」(1919-20年)」、コンピューター・グラフィックス、1998年
ヤーコフ・チェルニホフ 『建築ファンタジー 101 のカラー・コンポジション、101 の建築小図』より 1933 書籍 個人蔵
映像制作・監督:長倉威彦、コンピューター・グラフィックス:アンドレ・ザルジッキ/長倉威彦/ダン・ブリック/マーク・シッチ、「ウラジーミル・タトリン「第3インターナショナル記念塔」(1919-20年)」、コンピューター・グラフィックス、1998年
ヤーコフ・チェルニホフ 『建築ファンタジー 101 のカラー・コンポジション、101 の建築小図』より 1933 書籍 個人蔵

「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」

〈埼玉県立近代美術館〉埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1TEL 048 824 0111。〜3月24日。10時〜17時30分(入場は閉館の30分前)。月曜休(2月11日を除く)。入場料1,200円。