坂 茂設計の音楽堂がパリの西の玄関口に完成|Boulogne-Billancourt

パリの西隣、セーヌ川に浮かぶ中洲セガン島に4年の工事を経て4月22日、音楽複合施設〈La Seine Musicale〉(ラ・セーヌ・ミュジカル)がオープンする。

太陽光パネルを底辺60m、高さ45mの湾曲した三角面状に設置。ドームの片側半周を回り、夜のうちに元の位置へ戻る。

この中洲は1992年までルノーの工場があった場所で、現在ジャン・ヌーヴェルによる都市計画のもと複数のプロジェクトが進行中。その最初の完成物件だ。設計は坂 茂とジャン・ド・ガスティヌ。オディトリウムを包み込むドームは木組みとガラスでできており、その周囲を湾曲する太陽光パネルが太陽の位置を追いながら回る。直射日光を遮りながら電力を賄うという画期的な発想だ。その後ろには別ホールなどを擁する細長い箱状の建物が続き、遠景は帆を張った客船のよう。クラシックからロックまであらゆる音楽の波を浴びる殿堂の誕生だ。

オディトリウムを囲むドーム壁面。他に4,000〜6,000人収容のホールも。

オディトリウムは1,150席収容。蜂の巣状の天井が音響効果をアップ。

〈La Seine Musicale〉

1, Cours de l’île Seguin 92100 Boulogne-Billancourt。