ヴェネチアビエンナーレ国際建築展、日本館の快挙です! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

ヴェネチアビエンナーレ国際建築展、日本館の快挙です!

建築界のオリンピック、第15回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展で日本館が審査員特別賞を受賞しました! 金獅子賞のスペイン館に次ぐ快挙です。各国のジャーナリストからも評価の高かった展示を速報します。

審査員特別賞(Special Mention)の賞状を受け取るキュレーターの山名善之。長い時間かけて準備してきただけに、喜びもひとしお。 photo_Yuji Ono
今回の日本館のテーマは「en [縁]:アート・オブ・ネクサス」。経済的な低迷が続いたところに東日本大震災が起き、あらゆる分野で価値観の転換を迫られている状況に対して、建築家がどのように応えているのかをていねいな展示で紹介した点が高く評価された。
吉阪隆正の設計により1956年に完成した日本館。展示は中がのぞきこめる大きな模型、写真など、立体的な構成。 photo_Yuji Ono
たとえば西田司+中川エリカの〈横浜アパートメント〉は、1階に半屋外のスペースがあり、〈横浜アパートメント〉の住人や近隣に住む人たちがワークショップやイベントに使える。成瀬・猪熊建築設計事務所の〈LT城西〉は共同のリビングやキッチンがあるシェアハウス。流動的な社会に暮らす人々の関係性を生み出す空間だ。
西田司+中川エリカの〈横浜アパートメント〉実景。吹き抜けになった1階は出入りが自由。共同のキッチンもあり、ちょっとしたパーティもできる。 ©Koichi Torimura
能作アーキテクツが設計した〈高岡のゲストハウス〉は、建築家の祖母の家をゲストハウスにするもの。元の家の屋根瓦や障子、家族が使っていた道具などが使われて家族の記憶を継承し、宿泊者にもその記憶を伝える。青木弘司の〈調布の家〉でも新旧の素材を組み合わせて、時間の蓄積を感じさせる豊かな空間を作り上げた。