サーペンタイン建築パビリオン、今年は南アフリカの〈カウンタースペース〉が担当。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

サーペンタイン建築パビリオン、今年は南アフリカの〈カウンタースペース〉が担当。

タイム誌の「次の100人」にも選ばれたスマヤ・ヴァリー率いる南アフリカの〈カウンタースペース〉が手がけた、建築パビリオンが1年遅れでオープンになった。

「過去と現在をつなぐ、ミーティングの場」がテーマ。各種イベントも開催になる。
ロンドンに夏の訪れを告げる、〈サーペンタインギャラリー〉前に建てられる建築パビリオン。前回の石上純也作に継ぎ、今年の設計者に選ばれたのは南アフリカがベースのスマヤ・ヴァリー率いる〈カウンタースペース〉だ。人種隔離政策、アパルトヘイト撤廃の直前にヨハネスブルグに生まれたヴァリー。白人支配により奪われたアフリカらしさの奪回を追求してきた。「過去と現在をつなぐ、ミーティングの場」をテーマにしたこの作品も、ロンドンにおける移民文化や社会変革の要所になった場を再構築したものになる。

パンデミック直前のロンドンで4ヶ月に渡りリサーチし、既に消失したものから現存するものまで複数の場所をピックアップ。抽象的なフォルムでそれらを再現した「破片」をパズルのように組み合わせ、パビリオンに創り上げている。ロンドンの4つの要所にも「破片」が展示されている。

パビリオン内では、「場」の歴史や重要性について耳を傾けるイベントプログラム「Listening to the city」なども主催になる。本館の〈サウスギャラリー〉では、ガーナ出身の写真家ジェイムス・バーナーが60年に渡りガーナやイギリスで撮影した写真の回顧展も開催中。
リサイクルしたスチールをフレームに、マイクロセメントで仕上げたプライウッド製のボックスが積み木のように重ねられた構造。
ブラウン、そしてピンク、ベージュなど微妙にトーンが異なるカラーを採用。差し込む光で表情が変わる。
インタビューに答える〈カウンタースペース〉のスマヤ・ヴァリー。©️Megumi Yamashita
パビリオンほかにも、ロンドンの4ヶ所にパビリオンの「破片」が展示中。©️ Counterspace Photo: George Darrell

〈Serpentine South Gallery〉

Kensington Gardens London W2 3XA UK TEL 44(20) 7402 6075。月曜休(祭日除く)。10時〜18時。〜10月17日。 入場無料。『ジェームス・バーナー展』は〜10月22日。

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