土田貴宏の東京デザインジャーナル|デザインで街を変える〈DESIGN小石川〉の試み。

東京・文京区の小石川にオープンした〈DESIGN小石川〉は、ギャラリースペースや複数のショップで構成された新しいデザイン施設。街の空気が変わるきっかけになりそうなユニークな場所だ。その仕掛人、建築家の芦沢啓治に思いを聞いた。

2016年7月にオープンした〈DESIGN 小石川〉。ギャラリースペースは建物本来の設えを生かした空間。

数か月前、建築家の芦沢啓治は、築約50年のオフィスビルの2階に位置する物件に出会った。場所は彼が長年にわたって設計事務所を構えている小石川。580m²もの広さがあり、神社に隣接するロケーションにも趣がある。〈DESIGN小石川〉は、そのスペースを使って新しいデザインの拠点が作れるのではという、芦沢さんのひらめきから生まれた。

窓からは同じ敷地にある〈小石川大神宮〉が見える。

芦沢啓治と、自身がデザインディレクターを務める石巻工房の家具。