存在感と周囲の環境への配慮。「公共」のためのデザインとは。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

存在感と周囲の環境への配慮。「公共」のためのデザインとは。

シンボリックでありながら、景観に調和するコンクリート建築。新潟県の公共施設が今年の村野藤吾賞を受賞したと聞いて、プラグイン・ハイブリッドのアウディA3で向かいました。

小さめなボディの内部には最新テクノロジーを凝縮。
新潟まで乗ったのはアウディのPHEV(プラグイン・ハイブリッド)車、A3のe-tronである。簡単に言えばEVとしても走ることのできるハイブリッド車で、このクルマの場合は約50kmの電気走行が可能だ。電気が切れたらそのままハイブリッド走行ができるので、充電を気にせず遠出ができる。PHEVが真価を発揮するのは日々の通勤など、片道数十km内を往復するようなパターン。夜のうちに自宅でフル充電しておき会社までEV走行、会社でも充電すれば帰宅時もということで、普段はガソリンいらずで生活できる。結果としてCO2排出量を減らし資源枯渇問題にも貢献できる、というのが自動車産業界の考え方だ。

このクルマはコンパクトだが、EV用の電池を床下に積んでいるため重心が低く乗り味がとても良い。値段は高いが小さな高級車としての実力十分というところ。クルマの電化は決して易しい技術ではないが、この建築同様、とことんこだわりつつも「公共物」であることを意識する、という姿勢が、なんとも素敵じゃないか。
周囲360度少しずつ違う様相をしている建物で、ついぐるりと一回り。

巡礼車:アウディ A3 Sportback e-tron

EUではPHEVを応援するため特別な燃費算出の計算式を使うが、このクルマでは何と約67km/リッターを達成。もちろん電気しか使わなければ数値はもっと伸びる。取材時は男3人、やや飛ばしめで走って約15〜16km/リッターだった。5,640,000円(アウディ コミュニケーションセンター TEL 0120 598 106)。

巡礼地:新潟市秋葉区文化会館

設計/新居千秋都市建築設計。2013年竣工。新居氏はこれまで音響設計の老舗〈永田音響設計〉と組み全国で14のホールを手がけている。ここでは最新技術で音の反射を可視化、ホール内装をコンクリートだけで仕上げ「世界一低音の良い」(本人談)響きを得られた。●新潟県新潟市秋葉区新栄町4-23 TEL 0250 25 3301。

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