龍馬と隈作品の町、檮原に最新のポルシェ・マカンで。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

龍馬と隈作品の町、檮原に最新のポルシェ・マカンで。

高知県は四万十川上流の森の中の町まで走った。隈研吾の建築が4つもある、ということで知られる檮原(ゆすはら)へ。マカン・ターボの無敵のフラットライドを味わいながら、2,000kmのドライブ。

さてポルシェ・マカンだが、ご存じカイエンに続くやや小ぶりのSUVとして日本では去年デビューした。今や世界中がSUVブームであり、フルサイズのSUVでは大きすぎて手に余るので(高価であっても構わないから)手ごろなサイズのクルマが欲しいという声はますます高まっているようだ。だが、ポルシェはポルシェ、スポーツカーしかつくらないメーカーだ。カイエンを出したときにも世界最速のSUVをうたい、そこに嘘はなかった。マカンはサイズ的に取り回しが良い分、真のスポーツSUVだと言っている。
山に囲まれた町だけにこんな林道がたくさんある。
今回約2,000kmを走ってみて、高い快適性と同時に常時濃密な充実感を味わうことができた。さすがに完成度は文句ない。丸みを帯びた凝縮感のあるボディスタイルと同調するような、角の取れた当たりの柔らかい乗り心地は他のポルシェ車にはない魅力だ。
明るい彩りでカジュアルな雰囲気だが、細部に至るまで高品質感に徹したインテリア。
驚いたのはスピードを増すとともに恐るべきフラットネスを見せつけるところで、分厚いベッドマットの上にボディが載っかり、路面の変化などないかのように、どこまでも平衡を乱さずに突進していく。オプションのエアサスの効果のようだが、フラットな走行をするクルマは他にあってもこんな感覚は初めてで、ちょっとSFを思わせる。
サイドビューが最も特徴的、前後のホイールが大きくチョロQ的な愛嬌を秘めているところが好ましい。撮影車はオプションの21インチホイールを履いているからなおさら。