夢の鉄道オーナーに! 秋田内陸線「ワンデーオーナー号」で|行くぜ、東北。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

夢の鉄道オーナーに! 秋田内陸線「ワンデーオーナー号」で|行くぜ、東北。

秋田県の角館と鷹巣の94.2kmを結ぶ秋田内陸縦貫鉄道。経営的には厳しい路線ながら地域の足として奮闘するローカル鉄道で、いま話題になっているのが秋田内陸線「ワンデーオーナー号」。そこで『カーサ ブルータス』が1日オーナーとなり、紅葉真っ盛りの秋田旅を楽しんできました。

車内アテンダントの武田さんは乗客と話しやすいよう、ヘッドセットマイクを使用中。車内販売でその土地ならではの名産品を買えるのも、鉄道旅の楽しみだ。
秋田内陸線の車内販売で人気の商品は、阿仁前田にあるみうら庵の《バター餅》430円(税込)。沿線の四季を写した《ポストカード》6枚入り350円(税込)も販売。
秋田県の小玉醸造が造る銘酒《またぎ》260円(税込)。ローカル線の旅にはワンカップもよく似合う。
大きな実の西明寺栗で有名な西明寺駅あたりから、周囲の景色の主役は雑木林と収穫が終わったばかりの田畑に変わる。やがて列車は、幻想的な小正月行事のひとつ〈紙風船上げ〉で有名な上桧木内(かみひのきあい)へ。ブナの森広がる森吉山の麓となるこのあたりまで来ると、沿線風景は木々の密度を増す。

車窓の景色の移り変わりはもちろん、大きな揺れに身を任せたり運転席が間近でみられたりと、ちょっとしたアトラクションのようでもある。
車両のすぐ近くまで森が迫る秋田内陸線。四季折々の美しい風景が楽しめる。
向かい側に乗り合わせていた話好きのおばあちゃんは、青森県八戸市から北秋田市の実家に帰る途中だという。カメラが趣味で「紅葉の写真を撮りたいから」と、この時期に帰省した。

話をしつつも沿線風景を見ながら「ほら、お兄ちゃん」と、車窓を指さす。大又川の両岸に錦秋のグラデーションが広がっていた。車内アテンダントも大又川に着いたことをアナウンスすると、乗客が一斉にカメラやスマートフォンを構え、車両は速度を落とした。沿線随一の絶景と謳われる〈大又川橋梁〉の紅葉を楽しんでもらおうと、この時期は徐行運転が慣例となっている。

秋田内陸線「ワンデーオーナー号」は2016年3月20日まで受付けている。誰にどんなメッセージを送るか、そんなことを考えながら、雪景色の車窓へ思いを馳せるのも、またいいものである。

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秋田内陸縦貫鉄道

秋田内陸線(愛称「あきた♥美人ライン」)の角館駅(仙北市)~鷹巣駅(北秋田市)間の29駅を結ぶ第三セクター。 TEL 0186 82 3231。受付時間8時30分~17時15分(土曜・日曜・祝日を除く)。 公式サイト

アクセス

東京駅から秋田新幹線で角館駅まで約3時間10分。角館駅で秋田内陸線に乗り換え。びゅう公式サイト:東北の宿と列車のきっぷを探そう!
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