藤本壮介×BMW i3|建築もクルマも、 自然との新しい関係をつくる。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

藤本壮介×BMW i3|建築もクルマも、 自然との新しい関係をつくる。

『カーサ ブルータス』2019年8月号より

東京とパリを拠点に活躍する藤本壮介が、『瀬戸内国際芸術祭2019』で賑わう直島を訪問。自然豊かなこの島で、初めて電気自動車を体験した。

直島の玄関口、宮浦港に降り立った藤本壮介。

「オープニング以来4年ぶりですが、〈直島パヴィリオン〉をフェリーから見たときに、真っ白いオブジェクトが、少し周囲から浮き立つと同時に、時間と共に地元の人や観光客に愛され風景に根づいた気がしました」
直島町町制施行60周年モニュメントとして2015年に完成した〈直島パヴィリオン〉。「ステンレス製メッシュ構造で、中に入るとふわっとした繭に包まれたような感覚です」と藤本。
旅の目的は、島内を《BMW i3》で巡ること。〈BMW〉が『瀬戸内国際芸術祭2019』に協賛しており、計6台が直島と小豆島、豊島にオフィシャルカーとして設置されているのだ。

「すごく静かで、周りの音や気配を感じながら運転することができる。周りとつながりながら移動しているようで、直島の自然がより近く感じられました。建築を作るときも周辺の自然との関係をどう新しくしていくかということを常に考えているんですが、このクルマで自然を体験する新しい視点をもらえた気がします。アクセルワークだけで加速と減速がコントロールできるのも、自分の身体で自然の中を進んでいるようだった。その新鮮な感覚を自分の建築にも活かせると面白いなと感じました」