家にあってほしいのは、こんなオーブン。COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY 代表木村ユタカが選んだMiele(ミーレ)の魅力。

「いつもデザインのいいものに触れていたいんです」と話す木村ユタカさんは、世界中で長く愛されてきたヴィンテージ家具やオリジナル家具を扱う店〈コンプレックス ユニバーサルファニチャーサービス〉のオーナーだ。
そんなデザインの目利きが自宅キッチンで使っているのは、ドイツの家電ブランド〈ミーレ〉の電気オーブン。この日、自宅に友人を招き、ラフでおいしい男のオーブン料理に腕をふるった木村さんに、日常を彩るグッドデザインと日々の料理について聞いてみた。

photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako

インテリアの主役は家具。ベースはシンプルでいい。 Interior

「家の主役は家具やインテリア。その背景となる空間は“シンプルな箱”がいい」と話す木村さんは、築35年のヴィンテージ住宅に暮らしている。日々愛用しているのは、例えば北欧やアメリカで1950~60年代につくられた椅子やチェスト。「細部まで手をかけた丁寧なつくりや素材のよさに惹かれます」。
また、木村さんが代表を務める〈コンプレックス〉では、古い家具の美しさを生かしながら使い勝手やサイズに手を加えた“モダンヴィンテージ”なオリジナル家具もつくっている。「長く愛されてきたデザインや職人技を、次の時代に繋げていきたいんです」。

ビルトインとタイムレスなデザインが決め手。 Design

「キッチン空間もシンプルにしておきたいので、日常的に使う家電はビルトインされているのが理想的です」と木村さんが言うとおり、カウンターの下には〈ミーレ〉のビルトイン電気オーブンがすっきりと納まっている。ミーレは1899年創業のドイツブランド。長く愛され続けるタイムレスなデザインが特徴だ。
「毎日使うものほど手触りや細部のデザインが気になるものですが、ミーレのオーブンには上質な素材が使われているし、ディテールも考え抜かれていますよね。シンプルなデザインだからこそ、その美しさが際立ちます」(木村さん)

オーブンがある豊かな日常。 Living

「火力が強くて焼きムラがないし、庫内が大きくて使いやすいんです」と話すのは料理好きの奥様。「私がキッチンに立つとウチの犬が必ず足元に寄ってくるのですが、ミーレのオーブンは調理中もガラスが熱くならないので安心です」
いっぽう木村さんは、「ウチは来客も多いので、たまには男の料理でもてなしてみたい。オーブンなら失敗なくできそう」と、東京・三軒茶屋のフレンチレストラン〈ジェネラルストア ミカワヤ〉の木村亮一さんを招き、料理を教わることにした。
メニューはまるごとの鶏を使ったローストチキンとスキレットで焼く冬野菜のグリル。「チキンと野菜を時間差でオーブンに入れて、一度に焼いちゃいましょう」と木村シェフ。

直感的な使いやすさが料理をぐっと身近にする。 Cooking

「あらかじめ鍋やフライパンで調理した魚や野菜を、そのままオーブンに入れてグリルするのも好き。結構ラフに使っています」と奥様が話すように、気負わず楽しく使えるのがオーブン料理のいいところ。パーフェクトクリーン仕上げがされていて庫内やトレイの掃除がラクな点も気に入っている。
シェフの木村さんも「ウチの店では小鍋にお米を入れてオーブンでご飯を炊いてるんですよ。実は和食もおいしくできるんです」。オーブンでの調理は360度から火が入るので、魚などがふっくら焼ける。汁物も煮汁が対流しないため煮崩れしにくく、素材の色もきれいなまま。「こんなオーブンがあれば毎日の料理が楽しくなりますね。」(木村シェフ)。

改めて実感した〈ミーレ〉とオーブンの魅力。

「普段より手の込んだレシピでしたが、思ったより簡単に、しかもとてもおいしくできたので、オーブンの力ってすごいなと思いました」と話す木村さんが、今回、改めて実感したのはデザインのよさ。
「シンプルなデザインほどディテールが大切。それは家具も家電も同じです。素材を吟味し、フォルムをつきつめて初めて、長く愛されるものができるんだと思います。ミーレのオーブンは、おそらく最上級のステンレスを使い、細部の美しさに気を配っている。そういうものづくりにとても共感します。毎日使うものだからこそ、本質的な美しさが生きてくるんですよね」

Generation 7000

オーブン/電子レンジ機能付きオーブン

2020年12月、最新調理機器シリーズ《Generation 7000》のオーブンと電子レンジ機能付きオーブンが発売。温度調節や時間をタッチパネルで操作できる「M Touch」や、調理後の庫内温度を自動調節できる「TasteControl(テイストコントロール)」など、便利な機能を搭載。専用アプリでスマホでも操作ができる「WiFiConn@ct」搭載で、庫内に設置されたカメラの映像をスマホでチェックできる「FoodView(フードビュー)」機能を使えば、外出先でも調理状態が確認できる。オーブン料理がますます楽しくなること間違いなし。2021年にはコンビスチームオーブンも発売予定。

PROFILE

木村 ユタカ

1950~60年代のヴィンテージ家具や、古い家具をリモデルしたオリジナル家具を扱う家具ショップ〈コンプレックスファニチャーサプライ〉のオーナー。木村さん自身も海外での買い付けや家具デザインを手がけている。