TRAVEL
【特別連載】皆川 明の旅の日記 #1
July 10, 2017 | Travel, Design, Fashion | casabrutus.com | photo & text_Akira Minagawa
6月、北欧に出かけたミナ ペルホネンデザイナー皆川 明が、旅の合間に見つけたあれこれを綴ります。
6月17日
1日目。
ヘルシンキへ初めて来たのは30年前。 真冬でとっても寒くてあんまりお金もないから、ヘルシンキ駅でお湯をもらって飲んでたのを思い出した。 30年って、ひと昔×3。さすがに色々ありました。結局フィンランド語の名前のブランド始めて沢山の仲間と周りの人にお世話になっているのも19才の旅がなかったら今は違っていたかもしれない。
人生は紆余曲折ありながらも続いているんだなぁと思いました。 中央駅は色んな旅の起点でもあり人生の起点にもなることもあるんだなあ。
僕はここから北極圏に行きあのコートを買いました。
1日目。
ヘルシンキへ初めて来たのは30年前。 真冬でとっても寒くてあんまりお金もないから、ヘルシンキ駅でお湯をもらって飲んでたのを思い出した。 30年って、ひと昔×3。さすがに色々ありました。結局フィンランド語の名前のブランド始めて沢山の仲間と周りの人にお世話になっているのも19才の旅がなかったら今は違っていたかもしれない。
人生は紆余曲折ありながらも続いているんだなぁと思いました。 中央駅は色んな旅の起点でもあり人生の起点にもなることもあるんだなあ。
僕はここから北極圏に行きあのコートを買いました。
今夜の宿に着くと鍵を渡されて、じゃあまた明日の朝ねと言われて無人になりました。晩御飯を食べられるとこある? って聞いたら、3キロ先にステーキハウスがあるよと教えてもらった。
あやふやな地図に迷いながら一時間歩いて着きました。
道すがら素敵な景色がありました。
道すがら素敵な景色がありました。
ステーキハウスは、ワインの種類は少ないけどお肉はとっても美味しかった!
というより道に迷ったので一時間歩いてお腹空きすぎだったから?
というより道に迷ったので一時間歩いてお腹空きすぎだったから?
夜9時。陽はまだまだ沈みそうにない。
こうしていつまでも陽のある道を自由に歩いてひとりの時間を約束のない時間の中で過ごしていることがありがたいです。フィンランド語のさえずりのような会話と鳥のさえずりが重なり合っています。こうやってのどかな国と出会えて幸せです。
着いてからまだ6時間。
もう何日も経ったようです。
皆様に感謝です。
ほかの日記を読む(#15まであります)
こうしていつまでも陽のある道を自由に歩いてひとりの時間を約束のない時間の中で過ごしていることがありがたいです。フィンランド語のさえずりのような会話と鳥のさえずりが重なり合っています。こうやってのどかな国と出会えて幸せです。
着いてからまだ6時間。
もう何日も経ったようです。
皆様に感謝です。
ほかの日記を読む(#15まであります)
皆川 明
みながわあきら 〈ミナ ペルホネン〉デザイナー。1995年にブランドを設立。生地から手がける服は独特の世界観をもつ。近年では家具、食器、インテリアファブリックなどのデザインも手がけ、活動の幅を広げている。2016年には青山にライフスタイルショップ〈call〉、2017年には代官山に素材を売る店〈マテリアリ〉、金沢に町家を改装した〈ミナ ペルホネン金沢店〉など新店も続々。著書多数。本誌からも書籍『今日のまかない』特別編集ムック『ミナ ペルホネンと皆川 明』を発刊。