DESIGN
ロナン&エルワン・ブルレック 都市のレヴリー展|WEIL AM RHEIN
November 29, 2016 | Design | a wall newspaper | photo_©Studio Bouroullec text_Chiyo Sagae
レヴリーとは夢想・空想の意。本展は「僕らはどんな未来の都市を夢見、発展させるのか」をテーマに、ロナン&エルワン・ブルレックが都市の夢見を促す散策へと連れ出す。まるで彼らの巨大なスケッチブックをめくるかのように、次々と現れる模型や映像を通して閲覧者がさまざまな都市の内部に入り込み、異なる都市の多数のシナリオを想起するよう構成される。
葡萄畑、トーチ(松明)、パラソル、泉、キオスクなど、ブルレックが提案する20余りの模型や映像のモチーフは特異だ。だがそれらは、人々が歩き、出会い、意見を交わす調和と透明感ある都市を、新たな視点で想起させるための小さなきっかけにすぎない。
「展示は、僕たちの現在進行形の探求です」とロナン。この展示の目的は、都市の未来像の提示や暗示ではない。まさに、一人一人の夢や思いが未来の街をつくる。それぞれが未来への責任を負っているのだと、彼らは喚起を促しているように思えてならない。
「展示は、僕たちの現在進行形の探求です」とロナン。この展示の目的は、都市の未来像の提示や暗示ではない。まさに、一人一人の夢や思いが未来の街をつくる。それぞれが未来への責任を負っているのだと、彼らは喚起を促しているように思えてならない。