DESIGN
京都発、工芸を楽しむ 『Kyoto Crafts Exhibition DIALOGUE +』3月開催。
February 10, 2021 | Design, Art, Travel | casabrutus.com | text_Tomomi Kato editor_Keiko Kusano
「伝統のある工芸を“未来志向”のものづくりへ」というコンセプトで2018年よりスタートした『DIALOGUE 』。2021年は『DIALOGUE + 』としてオンラインを駆使した新企画にも挑戦。京都を拠点に3月10日~14日で開催する。
今回のメイン会場となる〈京都伝統産業ミュージアム〉での展示販売会に登場するものは、陶器、漆器、木工、鋳物、和紙、友禅染、お香、革小物、彫金ジュエリー、文具、日本茶など、私たちの日々の暮らしでで使用する非常に身近なものたちだ。こうした多ジャンルにわたって、伝統的な背景のあるものづくりを発信し続ける全国46の事業者が出展する。
また、作り手の魅力を最大限に引き出し、作品や作り手との距離を超えた対話を生み出す演出として、京都・東京・札幌の3都市でサテライト会場を設置。〈ホテル カンラ 京都〉、〈HAMACHO HOTEL TOKYO〉、〈ONSEN RYOKAN 由縁 札幌〉にて、DIALOGUEキュレーターらが、それぞれの空間をイメージした作品を期間限定で展示する。
さらに新しい試みとして、〈ビームス ジャパン 京都〉、〈D&DEPARTMENT KYOTO〉、〈FabCafe Kyoto〉といった京都市内のショップやギャラリー、カフェをサテライト会場にした連携企画も行う。また、オンラインでも特設会場を設置し、トークイベントや工房からのリモート配信などによって、京都に来られなくても、出展者の思いを感じ取ることができる。
人とものと場所をつなぐさまざまな取り組みとともに、 DIALOGUEのコンセプトである“対話”を感じてみたい。
人とものと場所をつなぐさまざまな取り組みとともに、 DIALOGUEのコンセプトである“対話”を感じてみたい。
『Kyoto Crafts Exhibition DIALOGUE + 』
2021年3月10日~14日(コア期間)。〈京都伝統産業ミュージアム〉京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせB1F、〈ホテル カンラ 京都〉京都府京都市下京区烏丸通六条下る北町190ほか。オンライン視聴の会期は3月1日~8月31日まで。