ART
2020年秋、京都で“アンディ・ウォーホル展”開催!
November 23, 2019 | Art, Design | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
いよいよ2020年3月にリニューアルオープンする〈京都市京セラ美術館〉。その新館、「東山キューブ」で2020年9月からアンディ・ウォーホルの回顧展が始まります。200点以上の作品が展示される大規模展は見どころもたっぷりです!
1987年、58歳で突然この世を去ったアンディ・ウォーホル。それから30年あまり、日本を含め世界各地で回顧展が開かれてきた。来年、京都で開かれる『アンディ・ウォーホル・キョウト』は彼の出身地、アメリカ・ピッツバーグにある〈アンディ・ウォーホル美術館〉が所蔵する作品のみで構成される。出展作品およそ200点のうち、100点以上が日本未公開、さらに映像も15作品が出品されるという貴重な機会だ。
会場には、艶然と微笑むマリリン・モンローのポートレイトがひとつのキャンバス内に3つ並んだ《三つのマリリン》や、ツナ缶に混入したボツリヌス菌で死者が出た事件を元にした《ツナ缶の惨事》、レオナルド・ダ・ヴィンチ作品を引用した《最後の晩餐》、日本の金箔を取り入れた《孔雀》などが並ぶ。
狂乱のニューヨークを駆け抜けたウォーホルだが、彼は1950年代に世界一周旅行をした際、京都も訪れていた。出品作のひとつ《京都(清水寺)1956年7月25日》はそのときに描いたもの。当時彼は27歳、広告イラストレーションなどで活躍していた若きウォーホルの目に京都はどのように映ったのだろう。
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