有名シェフがプロデュースするワンプレート|寺尾妙子のNEWSなレストラン。 | ページ 3 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

有名シェフがプロデュースするワンプレート|寺尾妙子のNEWSなレストラン。

星付きシェフが手がけるラーメン、フレンチシェフがつくるカツカレーなど、有名シェフによるワンプレートメニュー専門店が続々オープン! スローな技術とアイデアを盛り込んだ、ファストフードを提供している。

〈中華そば 龍の眼 Produced by 創作麺工房 鳴龍〉

人気上昇中「ワンタンそば」980円(以下、税込)。ワンタンは包丁で叩いた豚肩肉に玉ネギを合わせて練り上げたあんを、自家製の皮で包んだもの。
2018年6月、外神田にオープンした〈中華そば 龍の眼 Produced by 創作麺工房 鳴龍〉は店名の通り、担々麺で名高いミシュラン1つ星、大塚〈創作麺工房 鳴龍〉シェフ、齋藤一将によるプロデュース。齋藤はかつて〈表参道MIST〉〈香港MIST〉の料理長を務めたラーメン界のレジェンド。大塚の店同様「高級中国料理店の〆に出てくるような中華そば」をコンセプトに掲げる。

ラーメンは醤油味のみ。徳島産阿波尾鶏のガラをベースに昆布や煮干し、鰹節などでとった数種の出汁を合わせたスープに深みを与える、魚介の旨みが詰まった醤油だれ。複雑に旨みエキスを組み合わせながら、その味わいは透明感のある見た目そのまま、とてもクリアで雑味がない。だから、麺も具も、そのよさが引き立つ。
チャーシュー、メンマ、白髪ネギをのせたスタンダードな「中華そば」750円。「ワンタン」(3個150円、5個250円)や「味玉」100円などのトッピングを加えても。
北海道産小麦を使うからこその、なめらかな食感の自家製麺。営業時間に合わせて、その都度焼き上げる広東式のチャーシュー。とろけるようなフワフワの皮で、豚肩肉のあんを包んだワンタン。手間暇かけて仕上げた、それぞれのピースが丼の中でハーモニーを奏でる。
看板メニュー「チャーシューそば」1,100円。チャーシューは豚肉を漬け込んだ汁をベースにしたソース、ピーナッツを添えた別皿で登場。昼は無料、夜は100円の「白ごはん」のおかず、ビールのお供としても活躍する。
店主、宮原健輔も元は中国料理の料理人。ある企業でラーメンの商品開発に携わり、年間、何百食も食べ歩くなか、齋藤がつくるラーメンに衝撃を受けた。数名のスタッフととも立ち上げたこの店には、随所にファストフードらしからぬスローなこだわりがみられる。「麺のゆで具合、スープの濃度など、すべてを完璧に出すために1度に2杯ずつしかラーメンをつくらないんです」と宮原が言うように、つくり方からしてスローをゆく。
店主、宮原健輔。1981年、鹿児島生まれ。神戸〈ベイシェラトンホテル〉中華料理部門、企業でのラーメンの商品開発を経て、2018年6月より現職。
カウンター13席。
店主、宮原健輔。1981年、鹿児島生まれ。神戸〈ベイシェラトンホテル〉中華料理部門、企業でのラーメンの商品開発を経て、2018年6月より現職。
カウンター13席。

〈中華そば 龍の眼 Produced by 創作麺工房 鳴龍〉

東京都千代田区外神田3-6-5 永谷タウンプラザ1F。電話番号非公開。11時〜15時、18時〜21時。月曜休(祝日の場合営業、翌火曜休)。つけそば850円〜。瓶ビール580円(以上、税込)。

寺尾妙子

てらおたえこ  食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。