FOOD
日本酒に惚れたジョエル・ロブションが手がけた〈Dassaï Joël Robuchon〉。
『カーサ ブルータス』2018年8月号より
July 12, 2018 | Food, Design, Travel | window on the world | photo_Shiro Muramatsu text_Chiyo Sagae
日本の味覚の素晴らしさに魅了され、自身の料理にも取りこんでいるというフレンチの巨匠、ジョエル・ロブションと"日本酒の最高峰"と世界のファンに愛される「獺祭」がコラボ。ユニークなアドレスがパリに登場した。
4月にオープンした〈Dassaï Joël Robuchon〉の1階は惣菜パンや獺祭を使ったスイーツを売るブティック。サロン・ド・テとチーズや寿司をつまみにできる中2階の獺祭バーを越えると、2階に各種獺祭の魅力を引き出す料理を提案するレストランがある。
スペイン人建築家、ぺぺ・カブレラによる黒と白の幾何学的ラインと磨いた米を表す膨大なチューブが織りなすモダン空間も話題だ。
「実はキャビアはウォッカやシャンパンより日本酒に合うんだよ」とロブションは語る。新しい味覚のマリアージュを求めて日仏のみならず世界中のグルメが殺到中だ。
〈Dassaï Joël Robuchon〉184 rue du Fg. St. Honoré 75008 Paris TEL33 1 76 74 74 74。8時30分〜20時。日曜・月曜休。問合せ/〈旭酒造〉 TEL 0827 86 0120(8時30分〜17時30分)。