西海岸から徳島へ渡った、“フード・ハブ”という考え方。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

西海岸から徳島へ渡った、“フード・ハブ”という考え方。

地方移住の人気エリアとして知られる徳島県神山町に、生産者と消費者をつなぐ「食堂」が生まれました。

かまパン&ストア

パンは〈ルヴァン〉で修業した塩見聡史と、八王子の〈ブール・ブール・ブーランジェリ〉にいた笹川大輔が焼く。
そもそも“フード・ハブ”とはアメリカで生まれた言葉。真鍋さんらは西海岸へ視察にも行っている。「そこでは当然のようにコミュニティーが大切にされていました」と真鍋さん。白桃さんは現地の大きな農園がひと昔前の自然農法に戻ろうとしていることに驚きつつ、「神山の農にも同じ動きが始まっている」と共通点も感じたという。

西海岸から渡ってきた考えは、神山に根を下ろし、誰もが集まれる「場」として姿を表した。県外から訪れた人も、ここで農業と食の新しい試みに触れられるはずだ。
野菜も直売。
〈かまパン&ストア〉は徳島を拠点とする島津臣志が設計。
かまパン&ストア
自家培養発酵種や地粉を使ったバゲットや食事パンが人気。食堂で使う調味料や食器、地元の加工品を販売。

徳島県名西郡神山町神領字北190−1
TEL 088 676 1077。9時〜18時。月曜・火曜休(祝日の月曜は営業)。

FOOD HUB

20世紀的な大量生産・大量輸出・大量消費といった食システムに警鐘を鳴らすべく、アメリカ合衆国の農務省が推奨する考え。顔の見える地元生産者と連携し、集積、保存、流通、マーケティングに関わりながら、消費者への橋渡しをする組織体を指す。〈シェ・パニース〉が60年代から提唱する地産地消にも通じる考え。

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