FOOD
シャンパーニュから六本木に、フィリップ・ミルがやってきた!
May 12, 2017 | Food | casabrutus.com | photo_Kaoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
フランス・シャンパーニュ地方のミシュラン2ツ星レストラン〈レ・クレイエール〉総料理長、フィリップ・ミルが手がける〈六本木テラス フィリップ・ミル〉が東京ミッドタウンにオープンした。
ミシュラン2ツ星レストラン〈レ・クレイエール〉が店を構えるのは、フランス・シャンパーニュ地方でもクリュッグやヴーヴ・クリコなど名門ドメーヌが揃うシャンパーニュの本場、ランス。総料理長であるフィリップ・ミルは国家最優秀職人賞(M.O.F.)を38歳という若さで受賞した実力派。M.O.F.といえば、アルチザン大国、フランスが誇る人間国宝のような存在である。
そんな実力派シェフが手がける、こちらのコンセプトはずばり「フレンチを味わうための、優雅なシャンパーニュサロン」だ。
そんな実力派シェフが手がける、こちらのコンセプトはずばり「フレンチを味わうための、優雅なシャンパーニュサロン」だ。
シャンパーニュのリストには力を入れており、大手メゾンはもちろん、小規模なレコルタン・マニュピュランまで約100種類ものシャンパーニュを揃えている。グラスでの提供は月替りで6種類。1品は必ず、プレステージのシャンパーニュをエントリー。ちなみに4月はジョセフ・ペリエ「キュヴェ・ジョセフィーヌ2004」を4,000円で。ほか、料理に合わせたデギュスタシオンの用意もある。
料理はすべてシャンパーニュに合うよう、緻密に計算されたものばかり。シェフが、日本の素材を使って表現する絵画のように美しい皿の数々は、素材の輝きを放ちつつも軽やかだ。
赤や緑、紫など、色とりどりの大根やビーツの色味を鮮やかに引き出し、本来の味を凝縮した一品には野菜同様、ミネラル感の強い泡を。ブルターニュの生まれというシェフのスペシャリテ、オマール海老の料理には、やさしいタッチのブラン・ド・ノワールがお似合いだ。
赤や緑、紫など、色とりどりの大根やビーツの色味を鮮やかに引き出し、本来の味を凝縮した一品には野菜同様、ミネラル感の強い泡を。ブルターニュの生まれというシェフのスペシャリテ、オマール海老の料理には、やさしいタッチのブラン・ド・ノワールがお似合いだ。
シャンパーニュのムースにレモンのソルベやレモンシロップに漬け込んだグレープフルーツ、日向夏、リンゴなどを合わせた「レモン尽くしのデセール 爽やかなバジルの香りと共に」にも当然、泡がよく合う。柑橘類やハーブなど、シャンパーニュと合わせやすい要素がたくさん詰まっている。
Loading...