FOOD
素材打ち出し系の新機軸!〈バーガー&ミルクシェイク クレィン〉。
February 25, 2017 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
バーガーブームの勢いが止まらない。次なる注目店は人形町の名門〈ブラザーズ〉元店長が開いた〈バーガー&ミルクシェイク クレィン〉だ。
迫力のビジュアルに少々、圧倒されつつも、ガブリとかぶりつけば、あとは夢中になって食べ進み、気がつけば完食。看板メニュー「エッグチーズバーガー」の意外にさっぱりした食後感に驚かされる。本場、アメリカではバターたっぷりのブリオッシュ生地バンズで和牛を挟んだリッチなタイプがグルメバーガーとして人気を博しているが、日本のグルメバーガーが次に進む道はこの方向にあるのかもしれない。
バーガー界の名門〈ブラザーズ〉の人形町店と新富町店の両店で店長を務めた原鉄平が、10代の頃からの遊び仲間で、同じく〈ブラザーズ〉で修業した武茂萬里と2016年暮れに開いた〈バーガー&ミルクシェイク クレィン〉はハンバーガーとミルクシェイクの専門店。目指すは特製ソースを使ったバーガー類で名を成した修業先とは別方向、最小限の塩とコショウで素材の持ち味を引き出すようなハンバーガーだ。
バーガー界の名門〈ブラザーズ〉の人形町店と新富町店の両店で店長を務めた原鉄平が、10代の頃からの遊び仲間で、同じく〈ブラザーズ〉で修業した武茂萬里と2016年暮れに開いた〈バーガー&ミルクシェイク クレィン〉はハンバーガーとミルクシェイクの専門店。目指すは特製ソースを使ったバーガー類で名を成した修業先とは別方向、最小限の塩とコショウで素材の持ち味を引き出すようなハンバーガーだ。
「エッグチーズバーガー」は香りをよくするため、和牛の脂を混ぜたオージービーフのパティに目玉焼き、チーズなどを重ねたもの。全体的に味のバランスをとるために、特に目玉焼きにはこだわった。ソースを使わずしてコクを出すためにふさわしい卵を探し求めた結果、行き着いた埼玉・深谷〈田中農場〉の最高品種「紅玉」は黄身が濃いだけではなく、白身にクセがなく弾力がある。これを流れ出さない程度の半熟に火を入れることで、理想の一品が完成した。
とはいえ、店を仕切る2人ともバーガー全品にソースを添える〈ブラザーズ〉出身。ハラペーニョソース、タイのホットソース、照り焼きソース、タルタルソースなど、ソース系も豊富に揃えている。また、現在2種類あるサンドイッチもアイテムを増やしていく予定だ。
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