FOOD
京のおやつと箸休め|〈HAND OVER〉京野菜のプティシュー。
December 16, 2016 | Food | a wall newspaper | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
四季折々の旬の京野菜で作られたスイーツ。濃厚なクリームをさっくりとした生地で包んだシュークリームの新作をご紹介します。
野菜といえば和食に欠かせない食材。しかし最近はスイーツの素材としても使われ、新しいアイテムに注目が集まっている。こちらのプティシューもそのひとつ。大原などの生産者から直接仕入れた野菜を取り入れているフレンチのシェフが手掛け、京野菜をベースにしたクリームが秀逸だ。例えば伝統野菜として知られる鹿ケ谷南瓜は優しい甘味、桑の実はほのかな酸味、紫甘藷は華やかな甘味、万願寺唐辛子はピリッとした辛味が癖になり、ワインとの相性もよい。
屋号はお客様に京都フレンチの伝統的な哲学を手渡したいという思いを意味し、手土産やおもたせを大切にする京都人の心も込められている。フランス菓子だが心は京都。日本の四季が感じられる控えめな姿がなんとも愛らしい。
屋号はお客様に京都フレンチの伝統的な哲学を手渡したいという思いを意味し、手土産やおもたせを大切にする京都人の心も込められている。フランス菓子だが心は京都。日本の四季が感じられる控えめな姿がなんとも愛らしい。
〈ハンド オーバー〉
洋菓子に京都の食文化を融合させたスイーツのほか、パテ、テリーヌも扱う。