FASHION
ヴァレクストラのバッグが歯磨き粉になっちゃった!?
『カーサ ブルータス』2018年1月号より
December 18, 2017 | Fashion | a wall newspaper | photo_Ayumi Yamamoto text_Kaori Nakada
ロンドンを拠点に活躍する新鋭アーティストとコラボレーションした新作バッグに注目です!
鮮やかな色使いのファッションとメイクをトレードマークに、若くして〈エルメス〉〈クヴァドラ〉ともコラボレーションした注目のアーティスト、ベサン・ローラ・ウッドが2017年、創業80周年を迎えた〈ヴァレクストラ〉のために特別なバッグを製作した。テーマは「Toothpaste(歯磨き粉)」。このユニークなコンセプトがどうやって生まれたのか。
Q 斬新なコンセプトですね。
最初はアイコンバッグ《イジィデ》の冠のカーブしたラインに魅了され、これを活用できないかと考えていました。そんなとき、2色の紙をいじっているとチューブのような造形が生まれ、バッグのカーブを思い出して、ハンドルになるかもと考えたんです。そして、〈ヴァレクストラ〉が以前に発表したバッグが〈メンフィス〉の家具から着想を得て、とても鮮やかな色を使っていたので、私は違う形で色を表現したいと思いました。あるとき、歯磨き粉からニューと出た2色の層が2色の紙で作った造形とリンクしたんです。だから、ミントグリーンにピンと来ました。絶対使いたい色でした。普段から気に入ったカラーを体に入れ、消化して、その色が本当に好きか、自分で感じるようにしてるんです。今回も消化した色をどう使えるか、コンビネーションとしてはどうなのかを考えました。
Q 今回、コラボレーションすることになったきっかけは?
デザイナーのマルティーノ・ガンパーが誘ってくれたミラノサローネでのディナーで〈ヴァレクストラ〉の方々と一緒になり、その後何度かお会いするうちにお声がけいただいたんです。
Q 斬新なコンセプトですね。
最初はアイコンバッグ《イジィデ》の冠のカーブしたラインに魅了され、これを活用できないかと考えていました。そんなとき、2色の紙をいじっているとチューブのような造形が生まれ、バッグのカーブを思い出して、ハンドルになるかもと考えたんです。そして、〈ヴァレクストラ〉が以前に発表したバッグが〈メンフィス〉の家具から着想を得て、とても鮮やかな色を使っていたので、私は違う形で色を表現したいと思いました。あるとき、歯磨き粉からニューと出た2色の層が2色の紙で作った造形とリンクしたんです。だから、ミントグリーンにピンと来ました。絶対使いたい色でした。普段から気に入ったカラーを体に入れ、消化して、その色が本当に好きか、自分で感じるようにしてるんです。今回も消化した色をどう使えるか、コンビネーションとしてはどうなのかを考えました。
Q 今回、コラボレーションすることになったきっかけは?
デザイナーのマルティーノ・ガンパーが誘ってくれたミラノサローネでのディナーで〈ヴァレクストラ〉の方々と一緒になり、その後何度かお会いするうちにお声がけいただいたんです。
Q ベサンさんのファッションは完成度が高いですね。
ファッションは自分のキーポイントです。昔は自分で作ってましたが今は作る時間がなくて(笑)。でも、形は自分の好みに変えてます。例えば、この〈ミッソーニ〉の帽子。あえて裏返してワンタンみたいな形にして使ってます。
Q 原宿にインスピレーションを受けたことはありましたか?
若い頃、『FRUiTS』マガジン(原宿のスナップ誌)に憧れてました。私のバイブルでした!
ファッションは自分のキーポイントです。昔は自分で作ってましたが今は作る時間がなくて(笑)。でも、形は自分の好みに変えてます。例えば、この〈ミッソーニ〉の帽子。あえて裏返してワンタンみたいな形にして使ってます。
Q 原宿にインスピレーションを受けたことはありましたか?
若い頃、『FRUiTS』マガジン(原宿のスナップ誌)に憧れてました。私のバイブルでした!
Bethan Laura Wood
ベサン・ローラ・ウッド 1983年イギリス生まれ。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了後、自身のスタジオを設立。サローネでも家具や照明を発表するほか、アクセサリーデザインやブランドのウィンドウを手がけるなど、幅広い方面で活躍中。