プラダの建築展が上海で開催中! |石田潤の In the mode | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

プラダの建築展が上海で開催中! |石田潤の In the mode

OMA、ヘルツォーク&ド・ムーロンとタッグを組んだ建築物で、ファッションと建築の新たな関係性を作り出してきたプラダ。その一連のプロジェクトをまとめた展覧会が、上海に誕生した〈PRADA Rong Zhai〉で開催中だ。

●建築家とタッグを組んだ革新的プロジェクト。

2001年竣工の〈プラダ ニューヨーク・エピセンター〉。設計はOMA。
プラダの建築プロジェクトが注目されるきっかけとなったのが、2001年にオープンしたOMAによるショップ〈プラダ ニューヨーク・エピセンター〉だ。

震源地(=エピセンター)と名付けられた店舗は、文字通りファッション建築の世界に大きな衝撃をもたらした。OMAの長年に渡るコラボレーターでもあるロックは、当時について次のように振り返る。

「ミセス・プラダ(ミウッチャ)がOMAのレム・コールハースに依頼したのは、いわゆるプラダ的でないものにしてほしいということでした。ブランドのクリエイティビティを前面に出した、プラダのマニフェスト的店舗にしてほしいと頼んだのです」

ソーホーにある歴史的建造物を改装した店舗は、最新テクノロジーを用いたディスプレイやカルチャーイベントを行うステージも兼ね備えた大胆なデザインが話題を集めた。OMAはその後も、〈プラダ ロサンゼルス・エピセンター〉や展覧会『ウエイスト・ダウン』、プロジェクト・スペース「トランスフォーマー」のデザインも手がけることとなる。
OMAによるエピセンターの第二弾、〈プラダ ロサンゼルス・エピセンター〉は2004年竣工。
2009年に韓国・ソウルに登場した「トランスフォーマー」。4種類のイベントにあわせ、4つの面が回転し異なる形のパビリオンとなる。
OMAによるエピセンターの第二弾、〈プラダ ロサンゼルス・エピセンター〉は2004年竣工。
2009年に韓国・ソウルに登場した「トランスフォーマー」。4種類のイベントにあわせ、4つの面が回転し異なる形のパビリオンとなる。
そしてOMAと並ぶもうひとつのコラボレーターが、2003年オープンの〈プラダ 青山・エピセンター〉を設計したヘルツォーク&ド・ムーロンだ。
2003年竣工のヘルツォーク&ド・ムーロンによる〈プラダ 青山・エピセンター〉。
ダイヤ型のガラスが構造兼ファサードとなった建物は、完成するや否や東京のアイコニックな建築物のひとつとなった。ヘルツォーク&ド・ムーロンは、2015年に〈プラダ 青山・エピセンター〉の斜め向かいにオープンした〈ミュウミュウ 青山〉の設計も担当している。