手工芸や手仕事を次世代につなぐ、新展示会〈ホモ・ファーベル〉。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

手工芸や手仕事を次世代につなぐ、新展示会〈ホモ・ファーベル〉。

テクノロジーが急速に進歩するなか、人の創造力と手仕事を推進しようと2016年に設立された〈ミケランジェロ財団〉。その財団が主催する初の展示会〈ホモ・ファーブル〉 がヴェネチアで開催中だ。

Venetian Way : 元修道院の回廊の壁を使い、ヴェネチアとその周辺地区にある陶芸、ガラス、レースなど21の工房の様子を収めた写真をぐるりと展示。(c) Alessandra Chemollo
Centuries of Shape:ミラノのトリエンナーレ・デザインミュージアムのキューレーションで、修道院内の図書館での「壷」の展示。アールヌーボ、キュービズム、ポストモダンからコンテンポラリーまで1900年以降の技術やスタイルの変化がよくわかる。(c) Alessandra Chemollo
Fashion Inside and Out :会場は1960年代に建てられた旧市民プール。カール・ラガーフェルド、アライア、メゾン・マルジェラなど、刺繍や手染めなど手仕事が施されたファッションアイテムが並ぶ。左はベルトラン・ギュイヨンの2016春夏より。(c) Alessandra Chemollo
Discovery and Rediscovery:マディラ島から刺繍、フランスからメガネ、扇子、サドル、オーストリアからボヘミアガラス、イタリアから靴やガラス、イギリスからレザーや装本などなど、各国の多彩な工房が実演展示。写真は地元ヴェネチアングラスの老舗〈ヴェニーニ〉のブース。(c) Tomas Bertelsen
Discovery and Rediscovery:ドイツからは〈モンブラン〉が出展。金のペン先の製作を実演する。ペン先の研磨などビジターも実体験ができる。(c) Tomas Bertelsen
会場の外には1936年にスコットランドで造船され、のちにイタリアで修復されたヨット「アイリーン号」が停泊展示中。現在、イタリアの時計メーカー〈パネライ〉が所有する。(c) TomasBertelsen
Venetian Way : 元修道院の回廊の壁を使い、ヴェネチアとその周辺地区にある陶芸、ガラス、レースなど21の工房の様子を収めた写真をぐるりと展示。(c) Alessandra Chemollo
Centuries of Shape:ミラノのトリエンナーレ・デザインミュージアムのキューレーションで、修道院内の図書館での「壷」の展示。アールヌーボ、キュービズム、ポストモダンからコンテンポラリーまで1900年以降の技術やスタイルの変化がよくわかる。(c) Alessandra Chemollo
Fashion Inside and Out :会場は1960年代に建てられた旧市民プール。カール・ラガーフェルド、アライア、メゾン・マルジェラなど、刺繍や手染めなど手仕事が施されたファッションアイテムが並ぶ。左はベルトラン・ギュイヨンの2016春夏より。(c) Alessandra Chemollo
Discovery and Rediscovery:マディラ島から刺繍、フランスからメガネ、扇子、サドル、オーストリアからボヘミアガラス、イタリアから靴やガラス、イギリスからレザーや装本などなど、各国の多彩な工房が実演展示。写真は地元ヴェネチアングラスの老舗〈ヴェニーニ〉のブース。(c) Tomas Bertelsen
Discovery and Rediscovery:ドイツからは〈モンブラン〉が出展。金のペン先の製作を実演する。ペン先の研磨などビジターも実体験ができる。(c) Tomas Bertelsen
会場の外には1936年にスコットランドで造船され、のちにイタリアで修復されたヨット「アイリーン号」が停泊展示中。現在、イタリアの時計メーカー〈パネライ〉が所有する。(c) TomasBertelsen
会場はサンマルコ広場の対岸にある島、サン・ジョルジョ・マッジョーレ。〈ジョジオ・チニ財団〉が所有する旧修道院の建物や1960年代に建てられた旧市民プールなどを使い、16の展示が点在する。各展示とも、ヨーロッパ各地から集められた職人芸に関連したものになり、職人による実演やワークショップも多々。ノルウェーのロープ職人からスイスの時計職人まで、 多様なタイプやスタイル が幅広くセレクトされている。

「ホモ・ファーブル」とはヒトの進化の原点である「(道具をもって)作る人」の意味。ラグジュアリーなものだけでなく、消えゆく可能性がある地味な手仕事にも光が当てられている。〈ミケランジェロ財団〉では、今後、2年に一度〈ホモ・ファーブル〉を開催予定。ヨーロッパだけでなく、全世界を対象に、長期的なサポートや展示の継続を目指すという。

会場に隣接し、ヴェネチア建築ビエンナーレ主催のヴァチカン・チャペルの展示も引き続き開催中。合わせてたっぷり見応えがある。

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『HOMO FABER』

Isola di San Giorgio Maggiore, 30133 Venezia VE。9月30日まで(期間中無休)。10時〜19時。入場無料。事前にオンラインでレジスターのこと。San Marco - San Zaccaria B乗場より、20分ごとに無料送迎ボートあり。