「デザインあ展」を見に、富山へ。|青野尚子の今週末見るべきアート
「デザインあ展」は、Eテレで放送されている同名のテレビ番組の世界を三次元で楽しめる展覧会。もちろん見るだけでなく体を動かして遊びながらデザインについて考えることができる。
「容器」の「みる」ではペットボトルや目薬の容器などが円形に並んで回転している。ストロボの錯視でゆっくり回って見えるときは違いがわかるけれど、速く回転して見えるときは複数の容器が溶け合って似ているところが強調される。
「考える」のコーナーでは牛乳のパックや醤油差しなど、いろいろな容器から液体を注ぐときに液体がどんな形になっているのかがオブジェになっている。最後の「つくる」では同じ直径の丸い容器を輪切りにしたものが用意されていて、好きなうつわが作れる。組み合わせによっては上から下まで持ち手がびっしりついたヘンな容器ができあがるのが楽しい。
「考える」のコーナーでは牛乳のパックや醤油差しなど、いろいろな容器から液体を注ぐときに液体がどんな形になっているのかがオブジェになっている。最後の「つくる」では同じ直径の丸い容器を輪切りにしたものが用意されていて、好きなうつわが作れる。組み合わせによっては上から下まで持ち手がびっしりついたヘンな容器ができあがるのが楽しい。
こうして縦・横のグリッドに5つのテーマと3つのステップが配置されていて、それぞれの軸に沿ってデザインの原理が理解できる。空間構成自体がデザインの力を感じさせる作りなのだ。