「デザインあ展」を見に、富山へ。|青野尚子の今週末見るべきアート | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

「デザインあ展」を見に、富山へ。|青野尚子の今週末見るべきアート

「デザインあ展」は、Eテレで放送されている同名のテレビ番組の世界を三次元で楽しめる展覧会。もちろん見るだけでなく体を動かして遊びながらデザインについて考えることができる。

「A 観察のへや」より《なかみのかたち》(plaplax)。ケチャップやポンプ容器に入った液体、じょうろの水などが容器から出てくるときにどんな形をしているのか、液体だけを抽出して立体化した。
「容器」の「みる」ではペットボトルや目薬の容器などが円形に並んで回転している。ストロボの錯視でゆっくり回って見えるときは違いがわかるけれど、速く回転して見えるときは複数の容器が溶け合って似ているところが強調される。

「考える」のコーナーでは牛乳のパックや醤油差しなど、いろいろな容器から液体を注ぐときに液体がどんな形になっているのかがオブジェになっている。最後の「つくる」では同じ直径の丸い容器を輪切りにしたものが用意されていて、好きなうつわが作れる。組み合わせによっては上から下まで持ち手がびっしりついたヘンな容器ができあがるのが楽しい。
「A 観察のへや」より《器のモンタージュ》(plaplax)。好きなパーツを組み合わせて器を作ろう。注ぎ口が2つある器など、ヘンな器も作れる。
こうして縦・横のグリッドに5つのテーマと3つのステップが配置されていて、それぞれの軸に沿ってデザインの原理が理解できる。空間構成自体がデザインの力を感じさせる作りなのだ。
「A 観察のへや」より《抽象度のオブジェ》(岡崎智弘+スタンド・ストーンズ)。おなじみのトイレマークはどうやってデザインされているのだろう? 男性・女性のリアルな形が抽象化されていくプロセスを見せる。
「A 観察のへや」より《マークをつくる》(岡崎智弘)。注意、方向などを表すパーツを組み合わせて新しいマークを作ろう。「象禁止」など謎のマークができる。
「A 観察のへや」より《マークだけの群れ》(岡崎智弘)。実際に売られている商品のパッケージのマークのみを抽出。大事なことはこんなところに書かれている。
「A 観察のへや」より《アン・ドゥ・トロワ》(plaplax+Noritake+松尾吉将)。番組の人気コーナーを立体化。何かをしているときの動作を3つにわけて、人の身体のみを表現。もののデザインや硬軟などの特質が動作を規定することがわかる。
「A 観察のへや」より《つめられたもの》(パーフェクトロン)。お弁当の食材を“解散”させてみた。富山名物・鱒寿司の潔さにはびっくり。
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