DESIGN
国産の木材を天然素材で仕上げた、贅沢な家具。
March 15, 2018 | Design | casabrutus.com | text_Akio Mitomi
念入りに作られた家具を、手入れしながら使い続ける。スタイリストの大橋利枝子が出会った、ライフスタイルに取り入れたい家具とは?
〈杉工場〉の《K&Kレプリカシリーズ》は、北海道産のナラ材を使い、〈トミヤマ〉の渋柿とオイル塗装で仕上げられたクラフトデスク、エクステンションテーブル、サイドテーブル、シェルフの4アイテム。「消費するだけでなく、手入れをしながら一緒に暮らしていく」という考え方に共鳴したスタイリスト・大橋利枝子が、主宰するブランド〈fruits of life〉のアトリエ兼ショールームで取り扱う。
〈杉工場〉は1886年創業、たんすなどの木製家具から学校の机や跳び箱などのメーカーとなり、現在は家庭用・業務用の家具もラインアップ。福岡県の工場でもの作りを続けている。古くから天然塗料として使われてきた柿渋のメーカー〈トミヤマ〉は、京都府で1988年以来の歴史をもつ。国産の家具を自然素材のオイルで仕上げ、メンテナンスしながら大切に使うのは、何よりも贅沢な経験となるだろう。
〈fruit of life〉
TEL 03 6452 6061。アポイントメント制。