イケアの豪華コラボの詳細がマドリードの発表会で明らかに! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

イケアの豪華コラボの詳細がマドリードの発表会で明らかに!

昨年 "触り" だけ発表されて話題になった、〈イケア〉と有名デザイナーとのコラボレーション・プロジェクト。今回、マドリードで発表された4ラインのうち、早いものは4月1日に店頭に並ぶ予定。その全貌をいち早くお届けします。

ステージ上でプレゼンテーションを行う、ピート・ヘイン・イークと〈イケア〉のマーカス・エングマン。マーカスはピートを「King of Scratch Furniture」と呼ぶ。
2月にマドリードで開かれたデザインのイベント「マドリード・デザイン・フェスティバル」。このイベントに〈イケア〉が参加。19世紀に建てられた倉庫を改造したミュージアムで新作を発表。そして、4人のスター・デザイナーたちとのコラボレーション・プロジェクトについて、詳細が発表された。

まず登壇したピート・ヘイン・イークは、《インドゥストリエル》と命名したコレクションを発表。〈イケア〉のデザインマネージャーであるマーカス・エングマンは、「もともとピートと〈イケア〉は、素材、数、アプローチ、色んな意味で正反対な物づくりをしてきた。だからこそ、一緒に組むことで、お互いに学べることがあるのではないかと思い、一緒にやろうと声をかけたんです」と、今回のコラボレーションの理由を語った。

それに対してピートは、「規模は違えども、デザイン、製造、そして販売まで、プロセスのすべてを自分たちでやっているという点では、〈イケア〉も僕らも同じ。なので、コミュニケーション自体はとてもスムースに進みましたし、細かいところまで深く、納得行くまで話ができたと思います。だからこそ、変更や、考え直すということも多々起こりましたが、その1つ1つがとても楽しい作業でした」
プレゼンテーションは、デザイナーごとにブースが設けられた。こちらがピートの《インドゥストリエル》のアイテム。10個程度のラインナップ。
飲み口をわざと歪んだまま仕上げたグラス。有機的なラインが印象的。
ロープのような素材を編み、座面に使ったチェア。
竹を手編みしたランプシェード。
プレート。1枚ずつ微妙にフォルムが異なるデザイン。
プレゼンテーションは、デザイナーごとにブースが設けられた。こちらがピートの《インドゥストリエル》のアイテム。10個程度のラインナップ。
飲み口をわざと歪んだまま仕上げたグラス。有機的なラインが印象的。
ロープのような素材を編み、座面に使ったチェア。
竹を手編みしたランプシェード。
プレート。1枚ずつ微妙にフォルムが異なるデザイン。
コレクションのテーマは、"手作り感のある、マスプロダクト"。マーカスもピートも、お互いにとってとても興味深いテーマだったと語る。

「同じ形ではなく、1つ1つに異なるニュアンスをもたせたかった。でももちろんすべてを本当に手作りするわけにはいかないし、多数を作るためにはスピードも必要。いろんな方法を試した結果、例えばグラスにおいては"丸くないコップを作り、さらに最終的に丸くできているかどうかの品質チェックをやらない"という方法を選んだ。機械製造だけれど、歪んだものもOKとしたんだ」

そうして出来上がったプロダクトには、これまでの〈イケア〉の商品にはない、"ハンドメイド感"がプラスされることに。

「通常〈イケア〉の商品は同じものが大量に並ぶ中から1つをピックアップして買うものだけれど、ピートの商品の場合、同じアイテムでも微妙にニュアンスが違うものたちが並ぶので、お客さんは"自分が好きなピースを選ぶ"ことができる。そうやって選ばれたものは愛着が湧くし、きっと長く使ってもらえる。それが結果的に〈イケア〉が目指すサスティナビリティという価値観にも繋がるというのは、面白い発見だった」とマーカス。《インドゥストリエル》シリーズは、日本では4月1日発売予定。