未知の才能の宝庫、ダッチ・デザインウィークへ。|土田貴宏の東京デザインジャーナル | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

未知の才能の宝庫、ダッチ・デザインウィークへ。|土田貴宏の東京デザインジャーナル

毎年10月に開催されるダッチ・デザインウィークは、これから世界で注目されそうな新しい才能に出会えるデザインイベント。今回はオランダ・アイントホーフェンまで足を伸ばして、その最新の様子をリポート。

「ストライプS」と呼ばれる北西部エリアの東側で出色だったのがグループ展『TRANSSITIONS III』。オランダの新進デザイナーが、さまざまな素材を自由に用いて家具やプロダクトを制作する企画は今回が3回め。ダッチ・デザインウィークのほか4月にはミラノでも展示を開催している。バルト・ヨアキンによる家具は一見、大理石のようだが、表面材に航空写真を用いたもの。「ストライプS」はデザイナーのスタジオが多く、会期中はスペースを開放して展示を行うケースもある。
グループ展『TRANSSITIONS III』から、バルト・ヨアキムによる家具《ROMANCING THE STONE》。
OS&OOSによる《Tunnel》は、2種類の太さのアルミ製のチューブを主要なパーツとして使用。工業用素材の精度の高さを生かしたデザイン。
OS&OOSによる《Tunnel》は、2種類の太さのアルミ製のチューブを主要なパーツとして使用。工業用素材の精度の高さを生かしたデザイン。
ダッチ・デザインウィークの特徴のひとつに、『TRANSSITIONS III』のようなグループ展の増加がある。その火付け役になったのが、ウェンディ・プロンプがキュレーションする『Dutch Invertuals』。2009年にミラノで最初に行われて以来、多くのデザイナーを発掘し、彼らの活躍の起点になってきた。今年は市内の2か所の会場でそれぞれ充実した展示を行い、どちらも絶賛された。
『Dutch Invertuals』の『ENLIGHTEN』展では光や空間の仕切りをテーマに6組のデザイナーが参加。これはマルテンス&フィッサーによる《Isomic》で、金属のテープのねじりの度合いを変化させ、光が独特の表情を見せる。
右は、見る角度によって色がピンクやブルーに変化するミラ・ショルバジヴァ&アドリアン・デ・マンによる《Chromatic Ray》。左は、ブラインド状の表面に触れるとその部分の明暗が切り替わるダニエル・デ・ブラウンの《OPAL》。
円形に構成したスペースに、容器をテーマにしたオランダのデザイナーによる作品と、そのインスピレーションの源になったアイテムを展示した『Dutch Invertuals』の『FUNDAMENTALS』展。
『FUNDAMENTALS』展のゲストキュレーターも務めたロー・カラーによるアクリル製のボックス。
『FUNDAMENTALS』展より、デ・イントゥイティファブリークによる《Flock Columns》。スモークグラスに、リサイクルしたセラミックを組み合わせた。
『Dutch Invertuals』の『ENLIGHTEN』展では光や空間の仕切りをテーマに6組のデザイナーが参加。これはマルテンス&フィッサーによる《Isomic》で、金属のテープのねじりの度合いを変化させ、光が独特の表情を見せる。
右は、見る角度によって色がピンクやブルーに変化するミラ・ショルバジヴァ&アドリアン・デ・マンによる《Chromatic Ray》。左は、ブラインド状の表面に触れるとその部分の明暗が切り替わるダニエル・デ・ブラウンの《OPAL》。
円形に構成したスペースに、容器をテーマにしたオランダのデザイナーによる作品と、そのインスピレーションの源になったアイテムを展示した『Dutch Invertuals』の『FUNDAMENTALS』展。
『FUNDAMENTALS』展のゲストキュレーターも務めたロー・カラーによるアクリル製のボックス。
『FUNDAMENTALS』展より、デ・イントゥイティファブリークによる《Flock Columns》。スモークグラスに、リサイクルしたセラミックを組み合わせた。