DESIGN
生誕100年! エットレ・ソットサス「There is a Planet」がスタート。
『カーサ ブルータス』2017年10月号より
September 8, 2017 | Design | a wall newspaper | text_Kaoru Tashiro photo_Erik and Petra Hesmerg, Aldo Ballo
デザイン、建築界の巨匠、エットレ・ソットサス(1917〜2007)の生誕100年を記念し、彼の活動の本拠地ミラノでの展覧会がいよいよスタートする。キュレーターはデザイン評論家で、ソットサスと長年生活を共にした妻バルバラ・ラディーチェ。
「There is a Planet」と題された本展は、〈ミラノトリエンナーレ〉の9室にソットサスのテキストを引用したテーマを添え、建築、デザインのみならず、ドローイング、絵画、オブジェ、写真など、巨匠の創作活動を幅広く紹介。日本では、81年結成の「メンフィス」の活動に話題が集中しがちな巨匠の、知られざる全容が浮き彫りになる。会場構成をミケーレ・デ・ルッキらが担当する点も見どころだ。
「There is a Planet」は、ソットサスが90年代に構想しお蔵入りした本のタイトルで、本展オープンを機にその幻の書籍も出版される。旅を愛したソットサスが捉えた写真とテキストを手にすれば、展覧会も二倍楽しめそうだ。
「There is a Planet」は、ソットサスが90年代に構想しお蔵入りした本のタイトルで、本展オープンを機にその幻の書籍も出版される。旅を愛したソットサスが捉えた写真とテキストを手にすれば、展覧会も二倍楽しめそうだ。