時代の空気を作った装丁家、平野甲賀の仕事。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

時代の空気を作った装丁家、平野甲賀の仕事。

日本を代表するグラフィックデザイナー、平野甲賀。およそ30年にわたって装丁を手がけてきた晶文社の本を軸に、平野がデザインした本を展示する個展が〈京都dddギャラリー〉で開催中だ。

雑誌『宝島』や植草甚一の書籍など、60年代から今日までカウンターカルチャー色の強い書籍を多く出版してきた晶文社。1964年から1992年にかけて、その晶文社のすべての本の装丁を手がけていた装丁家こそ、平野甲賀だ。〈京都dddギャラリー〉で開催中の個展では、平野が手がけてきた7,000冊以上の本から晶文社の装丁本を中心に約600冊を展示している。
平野が手がけた描き文字が目を惹く小野二郎の著作集。展示では、まるで古書店にいるかのように、実際に本を手にとって見ることができる。
植草甚一が責任編集を務めた雑誌『WonderLand』(3号目からは雑誌名を『宝島』に変更)。片岡義男や筒井康隆など、豪華な執筆陣がロックやジャズ、演劇などを取り上げ、若者文化のバイブルとなった。
会場には晶文社の書籍のほかにも、平野が手がけてきた舞台のポスター作品や、今春に台中で行われて好評を博した「平野甲賀の描き文字展」に出展された描き文字も展示されている。

『平野甲賀と晶文社展』

〈京都dddギャラリー〉

京都府京都市右京区太秦上刑部町10
TEL 075 871 1480。〜10月24日。11時〜19時(土曜と10月1日は18時まで)。日曜・祝日休(10月1日は特別開館)。