DESIGN
ボーエ・モーエンセンが主導した〈FDBモブラー〉の足跡。
August 31, 2017 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
「世界一幸福な国」として知られるデンマーク。その豊かさの礎を築いた〈FDBモブラー〉の果たしてきた役割を、初代企画デザイン担当責任者のボーエ・モーエンセンの仕事を軸に振り返る展示が新宿の〈リビングデザインセンターOZONE〉で開催される。
九州より少し大きい程度の総面積に、560万人ほどの人口。ヨーロッパ北部に位置する厳しい自然環境にもかかわらず、2013年、2014年に続き、2016年にも「幸福度ランキング」で世界一に輝いたデンマーク。資源も人も少ない国で、人々の生活を豊かにするために大きく貢献したのが、〈FDB〉(デンマーク生活協同組合連合会)であり、その家具部門〈FDBモブラー〉だった。デンマークが世界一幸福な国になるまでのストーリーを、〈FDBモブラー〉の初代企画デザイン担当責任者を務めたボーエ・モーエンセンの仕事を通して解読する展示が新宿の〈リビングデザインセンターOZONE〉で開催される。
〈FDB〉(デンマーク生活協同組合連合会)は、1866年にクリスチャン・ソンネによって基礎が作られ、1942年に家具部門の〈FDBモブラー〉が誕生した。コーア・クリントに師事していたボーエ・モーエンセンが企画デザインに関わるようになると、ハンス・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンなど錚々たるデザイナーがプロジェクトに参加して、数々の名作を生み出した。
〈FDB〉(デンマーク生活協同組合連合会)は、1866年にクリスチャン・ソンネによって基礎が作られ、1942年に家具部門の〈FDBモブラー〉が誕生した。コーア・クリントに師事していたボーエ・モーエンセンが企画デザインに関わるようになると、ハンス・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンなど錚々たるデザイナーがプロジェクトに参加して、数々の名作を生み出した。
《J39シェーカーチェア》など、質素で無駄のない家具を多く生み出したボーエ・モーエンセン。1950年まで〈FDBモブラー〉に参加した。
また、会期中には〈FDB〉の出版部門〈SAMVIRKE〉が制作したレシピ本『mormor mad』(おばあちゃんの手料理)のレシピを再現した料理が〈ザ・コンランショップカフェ〉で提供される。
「ボーエ・モーエンセンとFDBモブラー展」
〈リビングデザインセンターOZONE〉