日本のデザインを世界へ。〈サンワカンパニー〉のアワード、作品受付中! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

日本のデザインを世界へ。〈サンワカンパニー〉のアワード、作品受付中!

デザインの優れたキッチンなどで知られるサンワカンパニーが、今年もデザインアワードを開催。最優秀作品は製品化され、海外での発表も予定している。日本のデザインをより世界へ発信しようというこのアワードは、若手デザイナーの登竜門になりそうだ。

昨年度の最優秀賞に選ばれた〈YutoRie〉の《ACK》。木を使った壁付けのコンパクトキッチンで、フタを締めると机になり、住空間に溶け込む。昨年の審査委員長はアレッサンドロ・メンディーニが務めた。
昨年から始まった〈サンワカンパニーデザインアワード〉には、プロダクトデザインコンテストと施工事例コンテストという2つの部門がある。プロダクトデザインコンテストはコンペ形式により最優秀賞などを決めるもので、今年の募集テーマは「DESIGN IS SOLUTION」。住空間についてユーザーがかかえる悩みや要望を、デザインによって解決するアイデアが求められている。このコンテストの特徴は、同社での製品化を前提に作品が選ばれ、海外での発表が予定されていること。昨年の最優秀賞作品《ACK》は、2018年4月のイタリアの展示会で製品が展示される。世界を相手にする若手デザイナーにとって、この特典は大きな魅力に違いない。
〈YutoRie〉によるキッチン《ACK》は高さの調節が可能で、車椅子での使用も想定。2018年4月に開催されるイタリアの展示会で発表される見込み。
「日本のデザイナーや建築家は海外で活躍していますが、国内メーカーがその力を十分に生かしているとは言えません。ミラノサローネにも出展している私たちは、新しい才能を発掘して、日本のデザインを国内外で広く知ってもらう機会を作りたいのです」と、サンワカンパニー代表の山根太郎さん。このアワードが製品化を重視するのは、ユーザーの生活の一部になることがデザインのゴールだと考えているからだ。サンワカンパニーの製品も、Eコマースなどの活用で適正価格を実現し、世の中に広く行き渡るように努めているという。

「空間がよくなれば、生活の質は上がっていく。そのためには、どんなにいいデザインも一部の人のためであってはいけません」