DESIGN
V&A博物館渾身の「ピンク・フロイド展」開催中。
June 24, 2017 | Design, Culture | a wall newspaper | photo_Haruko Tomioka text_Megumi Yamashita
結成50年を記念し、プログレッシブロックを代表するピンク・フロイドの展覧会が始まった。
メンバーの3人は建築学生として出会ったように、サウンドだけでなく、ビジュアル、テクノロジーなど各面で先駆的だった創作を多角的に展示する。ブレイク作『狂気』、成功に導いた後に脱退したシド・バレットに捧ぐ『炎』など、ヒプノシスがデザインしたアルバムカバーなどとともに展示が続く。爆発的ヒットとなった『ザ・ウォール』など、ステージデザインも一部再現。中心メンバー、ロジャー・ウォーターズ脱退後の変遷も興味深いところだ。
70年代後半、パンクの台頭で大仰なロックは揶揄され、セックス・ピストルズは、ピンク・フロイドのTシャツに「アイ・ヘイト」と書いた。その実、その作品は反体制的で政治色も強く、時代を変えてきたことが浮き上がる。メンバーの個人史と時代背景を盛り込んで時代をひもとく、ボウイ展に続き、V&A博物館渾身の展覧会だ。
70年代後半、パンクの台頭で大仰なロックは揶揄され、セックス・ピストルズは、ピンク・フロイドのTシャツに「アイ・ヘイト」と書いた。その実、その作品は反体制的で政治色も強く、時代を変えてきたことが浮き上がる。メンバーの個人史と時代背景を盛り込んで時代をひもとく、ボウイ展に続き、V&A博物館渾身の展覧会だ。