明るくて楽しいマリメッコ・デザイン、一気に見せます! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

明るくて楽しいマリメッコ・デザイン、一気に見せます!

明るくて陽気な気持ちにさせてくれるテキスタイルで人気のマリメッコ。その歴史やデザイナーたちの秘密に迫る、必見の展覧会が開かれています。

ジャクリーン・ケネディが購入したドレス《ヘイルヘルマ》、1959年 ファブリック《ナスティ》(小さな無頭釘)、1957年、服飾・図案デザイン:ヴオッコ・ヌルメスニエミ Design Museum / Harry Kivilinna
1960年代、マリメッコはアメリカに進出する。とくに、後に大統領夫人となったジャクリーン・ケネディが何着も購入したことで注目を集めた。雑誌の表紙やグラビアでマリメッコを着こなすジャクリーンや女子大生、モデルたちの姿は新しい女性像を感じさせたはずだ。
ファブリック3点と左のドレス3着は日本人デザイナー、脇阪克二がデザインに関わったもの。右のドレス3着はペンッティ・リンタのデザイン。
1968年、日本人として初めてのデザイナー、脇阪克二が入社する。1974年には石本藤雄が入社。二人のデザインは人気があり、よく売れた。彼らは日本で開かれたフィンランド・デザイン展などでマリメッコを知り、はるばるフィンランドに渡ってマリメッコの門を叩いたのだそう。


1969年に入社したペンッティ・リンタはマリメッコで初めて、ファッションの専門教育を受けたデザイナーだった。それまでのデザイナーは陶芸など、他ジャンルの出身者だったのだ。マリメッコのテキスタイルやファッションが個性的なのは、このことも関係しているのかもしれない。
2000年代に入って作られた、過去のデザインを応用する“原点回帰”の製品。1965年にマイヤ・イソラがデザインしたファブリックを使ってサム=ユッシ・コスキが2008年にデザインしたドレス《トゥリオリ》(一番右)や、同じくマイヤ・イソラの1971年のデザインを2004年にミカ・ピーライネンがドレスに仕立てたもの(右から3番目)はその例だ。
2000年代からはルーツを再確認する動きが始まる。50年代から70年代に生まれたマリメッコの黄金時代のデザインを、色の組み合わせや模様の大きさを変えるなどしてプリントしたものが量産されるようになった。これに加えて若手デザイナーによる新しいデザインがマリメッコにフレッシュな空気を吹き込んでいる。

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