スティーブ・ジョブズに捧ぐ、アップル初デザイン本。ジョナサン・アイブ独占取材 | ページ 4 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

スティーブ・ジョブズに捧ぐ、アップル初デザイン本。ジョナサン・アイブ独占取材

アップルから『Designed by Apple in California』が発売される。アップルデザイン20年の歴史を、プロダクトの写真450点を通して語る公式の書籍だ。カーサは、アップルのチーフデザインオフィサー、ジョナサン・アイブを独占取材。構想8年、序文で“スティーブ・ジョブズに捧げる”と掲げた、その思いとは?

《iPod》とそのケース。カラフルなケースは、肌身離さず《iPod》を愛用するユーザーにより親密な印象を与えた。
Q この本では20年間の製品全てを網羅しているわけではなく、経験を実証するような重要性が高い製品、愛着を持っている製品のみで構成した、と序文に書いてありました。中でも特にアップルデザインの転機になったと感じているプロダクトはありますか?

A どのプロダクトにも、それぞれに特別な役割があると思っています。たとえば初代iMacはアップルが90年代を生き残るにあたって、非常に重大な役割を担いました。この本に目を通すと、当時のプロジェクトや課題などを思い出します。そして当時のこと―自分が人生のどのステージにあったか―といったことも蘇ってきます。何しろ、私は人生の半分をアップルで過ごしていますからね。それぞれの製品には特別な意味がありますし、大切に思っています。
《iPhone》レザーケースの製造工程をグラフィカルに表現したページ。
Q 「これだけは我が子のように特別だ」と思うようなプロダクトはないということですね?

A そうですね、ないです。現在携わっているプロダクトに頭を悩ませているからです。私はいつも、今取り組んでいるプロダクトのことを一番に考えていて、自分のエネルギーはすべてそこに注いでいます。ですから、これが一番重要で最も進化したプロダクトということになります。もしそう思えなくなったら心配すべきですね。自分自身についてちょっと考えなければならないでしょう(笑)。幸い、今取り組んでいるプロダクトは、すばぬけて面白いですよ! お話できないのが残念です。