東京ミッドタウン『デザインタッチ 2021』速報レポート! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

東京ミッドタウン『デザインタッチ 2021』速報レポート!

14回目を迎える『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2021』。今年は「デザインの裏 - Behind the Scene of Design -」をキーワードに、クリエイターやデザイナーがさまざまなコンテンツを出展。モノづくりに対する思考や制作のプロセスなどに潜んだ“裏側”から、今の時代を生きるヒントを探る楽しくも有意義なイベントです。

東京ミッドタウンの敷地内に作品が点在。自然と共存しているのも本イベントの特徴だ。
インテリアやグラフィック、プロダクトはもちろん、音楽、フードなどカルチャーを形成するすべてを「デザイン」と捉え、日常を豊かにすることを提案するイベントとして、2007年から開始した『TOKYO MIDTOWN DESIGN TOUCH』。2017年からは「デザインの魅力や可能性を身近に体感できるデザインの祭典」として、国内外の第一線で活躍するデザイナーたちが、さまざまなインスタレーションや作品を展示している。

今年度のテーマは“デザインの裏”だが、その表現はさまざま。制作のメイキングという裏、デザイン思考という裏、裏表で表現した作品など、デザイナーやクリエイターによって捉え方や表現が違うのも面白い。

・noiz《unnamed -視点を変えて見るデザイン-》

ある視点から見るとアヒルの形だが、別の角度からは違う形に。視点のヒントとして四角い枠も用意されている。
パネルと単管で作られた構造物は、緻密なシミュレーションを重ねて作り上げられた。
イベントの案内パネルも見る角度や高さによって文字が繋がったり、形が変わったりする。
芝生広場に置かれたインスタレーションは、建築・デザイン事務所の「noiz」(豊田啓介、蔡佳萱、酒井康介)が制作した《unnamed》。まるで公園の遊具のようなカラフルな構造物は、一見するだけでは何の形かわからない。けれど、近づいたり、遠く離れて見たり、目線の高さを変えたりしながら観察すると、ある場所で誰も知るかわいい形に出会うのだ。かつ、別の角度から見ると、また違う形を発見できることに驚く。しかも、これほど入り組んだ形にもかかわらず、そのアウトラインはとても滑らかで一切無駄がないのだ。

普段は表に出すことのない、思考の中のデザインの価値=裏を表現したインスタレーションは、あえて形になる手前の曖昧なものとして展示。完成形を受け取ることだけが正解ではなく、受け手次第で無限の可能性を引き出しうるということも示している。制作にあたっては、「モノには触れないご時世だが、現地に来ないとわからないということも大事にした」(豊田)という。
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