村野藤吾デザインの〈ウェスティン都ホテル京都〉が温泉付きで大リニューアル! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

村野藤吾デザインの〈ウェスティン都ホテル京都〉が温泉付きで大リニューアル!

昨年7月の村野藤吾による数寄屋風建築〈佳水園〉のリニューアルに続き、敷地内に湧く天然温泉「京都けあげ温泉」を利用した京都最大級のSPA〈華頂〉が2021年4月6日に誕生し、グランドリニューアルを迎えた〈ウェスティン都ホテル京都〉。

大規模リニューアルの締めくくりとして、2021年4月に完成したのがSPA〈華頂〉。敷地内で掘削した、疲労回復や冷え性に効用がある天然温泉「京都けあげ温泉」を使用し、半露天風呂と内湯、ジャグジー、サウナと温泉がウェルネスをもたらす。内装デザインには村野藤吾の柔らかなフォルムへのオマージュとして、曲線美や水の流れを感じさせる不定形なフォルムを取り入れ、ホテルの歴史へと思いを馳せる意匠となっている。とりわけ南禅寺の水路閣を思わせるアーチをあしらった半露天風呂は、華頂山に続く庭園と一体となり、流れる水の音を聞きながらの入浴が可能。東山の自然を五感で感じ開放感にる温泉は、これまで京都の街中では成し得なかった体験をもたらしてくれるものだ。

その一角に新設されたのがスキンケアブランド〈ソティス〉直営のリトリートサロン〈ル・ジャルディン・ソティス〉。そのルーツに繋がる「庭園=ジャルディン」をテーマに、古都に湧く源泉のほとりに新たな美の庭園を展開。温泉浴からスパトリートメント、指圧、鍼灸、瞑想まで多彩なメニューを組み合わせ、現代の湯治を提案してくれる。
男性内湯、女性内湯と併せて備える半露天風呂。華頂山へと続く庭園と一体となって、自然を体感できる。
大小2つの浴槽、ジャグジー、スチームサウナを備えた女性内湯。曲線美を取り入れたデザインで、空からの光をイメージした照明に。
スパ〈華頂〉のエントランス。2フロア、約2,100㎡の広さを誇る京都有数のスパの誕生だ。
エステティックサロン〈ル・ジャルディン・ソティス〉のトリートメントルーム。シグネチャートリートメントとして、瞑想&ソフトヨガから朝食、華頂山散策、温泉、トリートメントと約半日かけて行う「アウェイクン スパ リチュアル」などがある。
2019年にいち早くリニューアルを終えた東館と本館の客室は、ぬくもりを感じる木の風合いを取り入れ、東山の自然を感じられる造りに。東館は京都の夏の風物詩・川床をイメージしたカーペットや梅の花を模したスツールなど、日本や京都らしさを感じさせるデザインを散りばめた。本館の客室はこれまでの2室を1室にし、スイートルームが大半を占めるのが特徴だ。ベッドルームとリビングを分けることで、ますますゆったりしたくつろぎの空間を実現している。
村野藤吾の優美さや曲線美をインテリアで表現した、エレガントモダンなジュニアスイート。リビングとベッドルームは緩やかに分けられている。
川床の爽やかさをイメージした、ラグジュアリースイートのリビングルーム。
ラグジュアリースイートの2ダブルベッドのベッドルーム。
京都市文化財(名勝)に指定された2つの日本庭園をはじめ、数々の庭園を敷地内にもつ〈ウェスティン都ホテル京都〉。2020年6月には京都の街を一望する屋上庭園が加わり、折々に咲く花が京都の四季を伝えてくれる場所となっている。

レストランも2019年に一新された。メインダイニングにはフランス人シェフ、ドミニク・ブシェ監修による〈ドミニク・ブシェ キョート〉が誕生。フランス直送の食材と京野菜、近郊から届けられる新鮮な魚介類を使い、軽やかで味わい深いソースで味わうガストロノミーフレンチ。そしてフレンチのエスプリを加えたカウンターでの鉄板焼き。2つのスタイルで美食のエレガンスを伝えてくれる。

高い天井と三条通に面した一面のガラス窓からの光が心地よいオールデイダイニング〈洛空(らくう)〉はブッフェ形式のレストラン。目の前でシェフが料理を仕上げてくれるライブキッチンには、西洋料理、日本料理、デザート、ベーカリーと4つのカウンターが設けられ、五感を刺激される仕掛け。春にはインクラインに咲く桜を独り占めするような、特等席も用意されている。同時にティーラウンジ〈メイフェア〉もリニューアル。イギリスの新進気鋭の紅茶ブランド〈JING TEA(ジンティー)〉の紅茶と共に味わう、季節のアフタヌーンティーはすでに評判となっている。
“The Queen of Elegance が舞い降りた山麓の丘“をコンセプトに、曲線を生かした優美なデザインの屋上庭園。
かつての宴会場をレストランへと改装することで、高い天井を持つ開放的なスペースになったオールデイダイニング〈洛空(らくう)〉。
朝食、昼食、夕食とそれぞれに用意されるブッフェでは、京都産野菜や近郊の漁港から届けられる魚介を使った、京都ならではの料理も。
100種類ものシャンパンや、カクテルベースに国産のジンやラムを揃え、ピアノの生演奏も楽しめるバー〈麓座(ろくざ)〉もまた、リニューアルで新たに。かつてのバーで使われていた扉を内装に取り入れるなど、受け継がれてきた伝統をさらに未来へと繋ぐスピリッツが漂っている。
グリーンをベースにしたインテリアが印象的なバー〈麓座(ろくざ)〉。
バーフードやスナックのほか、寿司やお好み焼きなど和食メニューも用意されている。
アインシュタインやダイアナ妃ら、各国の皇室や大統領などの国賓からVIPまで、宿泊者の錚々たる顔ぶれに歴史の重みを感じる〈ウェスティン都ホテル京都〉。伝統を未来へと受け継ぐためのリニューアルで、備わったのはさらなるラグジュアリーさと、温泉というホスピタリティ。新しいホテルが続々と登場する京都にあって、何ものにも代え難い歴史と伝統。どう進化を遂げたのか、体験する楽しみがまた加わった。

〈ウェスティン都ホテル京都〉

京都府京都市東山区粟田口華頂町1(三条けあげ)TEL 075 771 7111。全266室。1室80,000円〜。地下鉄東西線蹴上駅徒歩2分。

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