土田貴宏の東京デザインジャーナル|「雑貨展」に見るセンスと批評性 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

土田貴宏の東京デザインジャーナル|「雑貨展」に見るセンスと批評性

六本木の〈21_21 DESIGN SIGHT〉で「雑貨展」がスタート。多彩な出展者の視点を通して、雑多で複雑な“雑貨”のおもしろさを雑誌的に見せている。

「12組による雑貨」では他に三軒茶屋のショップPUEBCO INC.(左)、石見銀山にある群言堂の松場登美(中央)、S/S/A/Wのたかはしよしこ(右)らも参加。
雑貨を展示しながら、その存在を批評的に捉える視点を感じたのがナガオカケンメイ+D&DEPARTMENT。彼らの家にずっとあるものを集め、消費経済の象徴でもあるコンビニエンスストアの什器にレイアウトした。
ナガオカケンメイ+D&DEPARTMENTの「D&DEPARTMENTが考えるコンビニエンスストア」。コンビニで買うという「買い方」も雑貨的だと考えた。
文房具、キッチン用品、洗剤、雑誌などから何ともジャンル分けしにくいものまで、ものによってはパッケージに詰め直して並べている。ずっと愛用できるロングライフデザインの逸品も雑貨だが、実用性だけの理由で、または何となく買って処分できずにいるものも、やはり雑貨。コンビニという商業形態の中では、すべてが良くも悪くも雑貨然としてしまうのが興味深い。