DESIGN
ダイソン初のロボット掃除機、その開発に17年かかった理由。
March 1, 2016 | Design | casabrutus.com | photo_Ayumi Yamamoto text_Keiko Kusano
ダイソン社CEOが語る、ロボット掃除機開発秘話とこれからのこと。2016年後半には、まったく新しい商品カテゴリーの発表が控えているらしい!?
Q 昨年秋に発売された〈Dyson 360Eye〉ロボット掃除機ですが、日本での反応はいかがですか?
実際にご家庭で使っていただいたお客様からは、ポジティブなリアクションをいただいています。なぜかというと、まず第一に、ちゃんと掃除してくれる初めてのロボット掃除機だからではないかと思います。これは、ダイソンのサイクロン技術が搭載された初めてのロボット掃除機なんです。我々は、この掃除機の開発に17年かかりました。
Q 17年もの開発期間がかかった理由は?
ダイソン独自のデジタルモーターを、機能はそのままに最小化して搭載しました。まず、この開発に15年かかりました。見てください、こんなに小さなモーターでも毎分78,000回と非常に高速で強い空気の流れを発生させることができるんです。これで、パワフルな吸引力を実現しました。
実際にご家庭で使っていただいたお客様からは、ポジティブなリアクションをいただいています。なぜかというと、まず第一に、ちゃんと掃除してくれる初めてのロボット掃除機だからではないかと思います。これは、ダイソンのサイクロン技術が搭載された初めてのロボット掃除機なんです。我々は、この掃除機の開発に17年かかりました。
Q 17年もの開発期間がかかった理由は?
ダイソン独自のデジタルモーターを、機能はそのままに最小化して搭載しました。まず、この開発に15年かかりました。見てください、こんなに小さなモーターでも毎分78,000回と非常に高速で強い空気の流れを発生させることができるんです。これで、パワフルな吸引力を実現しました。
Q 開発の難しさは、他にもありましたか?
ロボットナビゲーションというのは非常に複雑です。というのも、一般の家庭環境では低い場所に物が置いてありますよね? ですから、実は車のナビゲーションシステムよりも複雑です。そこで、私たちはカメラをベースにした独自開発の「360°ビジョンシステム」を導入しました。本体の上にある目玉のような部分がカメラです。このカメラで360度、1秒ごとに30枚の写真を撮っています。そこから測量などで用いられる三角法を使って掃除機自身の位置をはじき出し、どこに行くのかを自分で計算するんです。そして、どこを掃除したのか、これからどこを掃除しなければならないのか、どのようにして充電器に戻るのか―そういったことをすべて記憶していきます。
ロボットナビゲーションというのは非常に複雑です。というのも、一般の家庭環境では低い場所に物が置いてありますよね? ですから、実は車のナビゲーションシステムよりも複雑です。そこで、私たちはカメラをベースにした独自開発の「360°ビジョンシステム」を導入しました。本体の上にある目玉のような部分がカメラです。このカメラで360度、1秒ごとに30枚の写真を撮っています。そこから測量などで用いられる三角法を使って掃除機自身の位置をはじき出し、どこに行くのかを自分で計算するんです。そして、どこを掃除したのか、これからどこを掃除しなければならないのか、どのようにして充電器に戻るのか―そういったことをすべて記憶していきます。
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