吉岡徳仁さん、銀座駅にできた“光の彫刻”について教えてください。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

吉岡徳仁さん、銀座駅にできた“光の彫刻”について教えてください。

本日10月16日にリニューアルした東京メトロ銀座駅。その構内に、吉岡徳仁の手がけたパブリックアートが完成しました! 銀座の新たなシンボルとして半永久的に設置される「光の彫刻」とは? その全貌について吉岡さんに聞きました。

一辺6cmほどの六角形のクリスタルガラスは、手に持つとずっしりとした重みを感じる。
Q 今回は美術館やギャラリーの展示空間と異なり、地下鉄駅の構内という制限の多い環境で設置される作品です。どんな点に工夫されましたか?

駅構内は光があまり当たらないので、照明の光を最大限取り入れて輝くよう入念にシミュレーションしました。2年半に及ぶ制作期間の中で、まず3Dを使って一つのプリズムを何十種類も試作したのですが、この形状を決めるのにいちばん時間がかかりましたね。少ない環境光を反射させなければいけない上に、そこでガラスが集まったときにどうなるかも合わせて設計する必要があったので。また地下鉄駅という常に振動する場所で大量のガラスを設置するため、丈夫で安全な構造という点でも精緻なシミュレーションが求められました。これには建築的な技法も使って設計しています。
Q 最後に、この作品に込めた思いを教えてください。

この光の結晶には、世界の平和と未来への希望が込められています。自然災害や新型コロナウイルスの感染拡大など世界中でたくさんのことが起こっていますが、地球に生きるものとして「世界をひとつに」という願いが伝わればいいなと思っています。

東京メトロ銀座駅パブリックアート『光の結晶 / Crystal of Light』

東京メトロ銀座駅 B6出口付近に設置。パブリックアート協賛:株式会社資生堂。

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