土田貴宏の東京デザインジャーナル|E&Y「evergreen」展に見るデザインの最前線 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

土田貴宏の東京デザインジャーナル|E&Y「evergreen」展に見るデザインの最前線

30周年を迎えた〈E&Y〉の展覧会が、東京・六本木のアクシスギャラリーで開催中だ。トム・ディクソン、マイケル・ヤングをはじめ、国内外の優れたデザイナーを起用してきた家具レーベルの”evergreen(エバーグリーン)”とは。

マイケル・ヤングの《マガジンソファ》は、1990年代の日本から発信された記念碑的なプロダクト。
会場では、これまでに〈E&Y〉が発表した作品の代表的なものが、グリーンのフィルムの向こう側にほぼ時系列で展示してある。《マガジンソファ》をはじめ、ジャン・マリー・マソーの《チャック・ロッキング・チェア》やクラーソン・コイヴィスト・ルーネの《ドードー》など、世界の第一線で活躍するデザイナーにいち早く着目したアイテムが目立つ。日本人デザイナーについても、AZUMIから二俣公一や鈴木元まで多様なアイテムがある。これらの過去のアイテムは時代が変わっても色褪せない、つまりは“evergreen”なデザインと位置づけられている。〈E&Y〉が日本のインテリアシーンで果たしてきた功績を、あらためて認識させられる。
2009年に発表された二俣公一の《ハンモック》。ストイックなガラスと有機的なラタンのコントラストが特徴。