独占インタビュー:《macOS Big Sur》の秘密。「喜びのある体験」を目指して | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

独占インタビュー:《macOS Big Sur》の秘密。「喜びのある体験」を目指して

世界中のクリエイターが愛用する、Macが今秋大きく様変わりする。新しい《macOS Big Sur》(ビッグ・サー)は、アイコン1つ1つやウィンドウの形状まで全面的に見直されている。これを監督したのは、ヒューマンインターフェースデザイン担当の副社長、アラン・ダイ。彼に新しいmacOSが目指した方向やアップルにおけるクリエイティブ・ワークの秘密を聞いた。

なぜ、今、OSのデザインに大きな変更を施したのか?

「OSデザインの見直しは、特にこのタイミングでやるという決まったスケジュールがあるわけではありません。もちろん、我々は変更に対しては常に慎重で、必要性がないのに変えるということはしません。ただ、最近、MacをMacたらしめているOSという土台に非常に多くの変更が加えられたことや、Catalystという技術を使ってiPad用のアプリの多くがMacでも利用できるようになり始めたという現状を考えて、今こそが大きく変更するタイミングだと感じました。最近のアップル製品では1つの製品から別の製品へとデバイスを切り替えながら作業を続ける機会が増えました。今年に入って自宅作業をする時間が増え、特にそうしたデバイスを切り替えながら使う機会も増えたので、切り替えをより自然にしたいと思ったことも、見直すべきタイミングが来たと考えたきっかけのひとつです」

▶︎デジタルの世界にも「伝統と革新」

そうやってできあがった《macOS Big Sur》の画面がこちら(上)。遠目には「これまで通りじゃないか」と思わせる36年前・1984年以来変わらない画面の基本構成で「伝統を守りつつ」も、近づいてよく見てみるとアイコンのデザインや角の形、メニューの透明度といった一つ一つの要素が大きく変わっていて革新性を感じさせる。実際に動いている様子を見ると変化はさらに大きい。
OSのメジャーアップデートで肝となるのは設定パネルのデザインの変更。《macOS Big Sur》の設定変更は、かなりiOSのそれに寄せてきた印象だ。

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