気鋭のクリエイターが集い、 時代を画す渋谷PARCO。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

気鋭のクリエイターが集い、 時代を画す渋谷PARCO。

『カーサ ブルータス』2020年1月号より

11月22日にグランドオープンした、新生〈渋谷PARCO〉。〈池袋PARCO〉の誕生から50年という節目にあたる今年、渋谷カルチャーを築いた商業施設が次の時代に目指すものとは。

巨大な金庫を引き裂いたような意匠の入口。
ポップアップスペース。
スナーキテクチャーのアレックス・ムストネン(右)とダニエル・アーシャム(左)。
奥のギャラリー。
トイを並べるステンレス製の棚。
2G by Snarkitecture スナーキテクチャー
「ギャラリー」「ファッション」「トイ」が融合したスタジオ〈2G〉。内装デザインはNYに拠点を置くクリエイティブチーム、スナーキテクチャー。「ブロック型の引き出しを効果的に並べて設計し、ウェアを並べる棚のフレームはフェルト、トイの棚のフレームはステンレスなど、商品に親和性のある素材を採用。ストア内にある〈NANZUKA GALLERY〉は独立した建物に見えるようレンガを積み立て小窓をつけました」ここでは現在ダニエル・アーシャムと空山基のコラボ展を開催中。限定のコラボ商品が入口近くのポップアップスペースに並ぶ。
地下1階から地上10階まで、館内にはバラエティーに富んだ193店舗がひしめいている。が、テナント誘致にあたってマーケティングは一切しなかったと泉水は言う。

「街を歩き、おもしろいと思った店に一軒ずつアタックした。その結果、モードやラグジュアリー、ストリート、ロリータ、ヴィンテージなど東京を彩る多様なファッションが集積。併せて、日本独自の食文化、演劇、音楽、アート、ゲームやアニメも楽しめる、世界でも例を見ないカルチャーコンプレックスが誕生した」

 ユニークなのはテナントのラインナップだけではない。地下の飲食フロアの共有通路を建築家の藤本壮介が、2階のフロアデザインをシンガポールのデザイナー、テセウス・チャンが担当するなど、刺激的な空間作りも行っている。

「才能溢れるクリエイターたちが、おもしろがってこの場所を一緒に作り上げてくれた。多様な文化が共存する東京のおもしろさを凝縮し、次世代のカルチャーを育む場として、世界に発信していきたい」

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