DESIGN
Good TOOLS For Me|愛用のルームライトを教えてください。
October 21, 2015 | Design | a wall newspaper | editor_Yuka Uchida
毎回3人のゲストに愛用の日用品を教えてもらうコーナー。今回は暖かい光で部屋を照らすルームライトです。
〈LE KLINT〉のランプ《Model 325》と《Model 306》。
アンティークに関わることを生業としている僕は、たびたび海外へ行くことがある。文化も違えば習慣も異なる。そんな彼らの生活のシーンを垣間見ると本当に上手に明かりを取り入れているなぁと思う。夕暮れ時、日が沈み始めるとオレンジ色の明かりがあちこちに浮かび上がる。食卓を囲むほのかな明かり、ソファ横には本を読むための小さな明かり。そこには必要以上の明かりはない。そして一日の終わりを暖かく包み込み、ゆっくりと夜を迎えるのである。
10年ほど前、デンマークの友人宅でレ・クリントのランプと出会う。規則的な折り目の入ったシェードにまずは目がいく。と同時に美しいフォルムに一発でやられてしまったのだ。さらにこのシェードが一つ一つ手作業によるものだと聞くと、北欧の高い美意識と、長く厳しい冬を過ごすために培われてきた技であることに気づかされた。それからというもの明かりに対する意識も高まり、あのときのランプが我が家の特等席にいる。そして毎晩、暖かい光と優しい影を映し出してくれている。
10年ほど前、デンマークの友人宅でレ・クリントのランプと出会う。規則的な折り目の入ったシェードにまずは目がいく。と同時に美しいフォルムに一発でやられてしまったのだ。さらにこのシェードが一つ一つ手作業によるものだと聞くと、北欧の高い美意識と、長く厳しい冬を過ごすために培われてきた技であることに気づかされた。それからというもの明かりに対する意識も高まり、あのときのランプが我が家の特等席にいる。そして毎晩、暖かい光と優しい影を映し出してくれている。
尾崎謙次(おざきけんじ)
北欧ヴィンテージ家具〈phono〉店主。メンテナンス職人の顔も持ち合わせ、買い付けも担当。2010年〈cotonoe〉オープン。間もなくアトリエ〈phhut〉も完成。
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