Google Design Studioが提案する、未来のテクノロジーのあり方。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

Google Design Studioが提案する、未来のテクノロジーのあり方。

現在、東京・六本木で『Google Design Studio | comma』が開催中です。検索エンジンからスタートしたGoogleが提案する “カタチのあるGoogle” とは、暮らしの中でどうあるべきなのか。ハードウェアデザインを統括するアイビー・ロスに話を聞きました。

展示冒頭では、〈スタジオ・イナマット〉による古布を使ったテキスタイル・アートで展覧会タイトルの「カンマ」を表現している。
―本展では、日本の伝統工芸品やデザインプロダクトなどをGoogleのハードウェアとさり気なく組み合わせて、暮らしのイメージを喚起することができました。

展示のキュレーションはリー・エデルコートにお願いしました。彼女は40年来の友人です。彼女はずっとトレンドの予測を行っていて、それがピタリと当たるところがいつも素晴らしいなと思っています。彼女とは美術・工芸についての美意識もとても似ています。

ちょうど3年前に彼女にGoogle Design Studioに遊びに来てもらって、Googleのプロダクトを見てもらっていたら、彼女は「これを10年前に予測していた!」と驚いていました。それはハードウェアがもっとソフトに、身近なものになっていくだろうという予測です。そこで、彼女と一緒に2018年のミラノサローネで『Softwear』という展示を行いました。本展は彼女と行う2回目の展示です。日本の美意識に敬意を表したものになっていると思います。
日本らしい美意識とともに、動物など日本の“カワイイ”体現するアイテムと《Pixel 4》などを組み合わせて展示している。
スタジオ・イナマットによるタペストリーは、古布をはぎ合わせて、抽象的なイメージを具現化した。
新製品に触ることができるコーナーも。
開発の一端を垣間見ることができる、スケッチやサンプルなども展示されている。
本展タイトルにある「comma(カンマ)」には、忙しい日常に一呼吸を置いてみて、というメッセージが込められている。展覧会挨拶でリー・エデルコートは次のように話した。

「今回の展示のコンセプトは、デジタルデバイスが人間にストレスを与えている側面について考えながら決めていきました。私などは毎週メールで質問が寄せられて、もっと早く返事をくれないかと言われ続けてストレスを感じています。でも、デジタルデバイスは必ずしもそういうことではないはずです。パートナーであり友達であり、日常を加速させるものではなくスローダウンさせることもできるものではないかと考えています。ゆっくり料理をつくったり、思慮深い時間を過ごしたり、ヨガで瞑想したり……そうやって日常生活に一呼吸を置くことを、この空間で表現してみました」

従来、人々が思い描いてきたテクノロジーに対する漠然としたネガティブな思い。それを大きく包み込むようなデザイン、テクノロジーの変化が起きているのかもしれない。

『Google Design Studio | comma』

〈21_21 DESIGN SIGHT〉ギャラリー3
東京都港区赤坂9丁目7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内。〜10月27日。12〜19時。入場無料。

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